NPO法人 総会
12月8日、NPO法人として
始めての総会を行いました。
遺族やその家族、賛同してくださる方々を含めて
多くの方の出席のなか設立の報告、設立の経緯、
今後の活動、各々の役割の分担を話し合いました。
NPO設立の経緯は2年前、
グアム島の水道工事現場から
発見された英霊のご遺骨11柱のうち
10柱は日本にお連れしましたが、
1柱は見えているにも関わらず埋め戻され、
厚労省に何度抗議をしても
グアム在住の心ある同志の方々や、
日本総領事が掛け合っても
掘り起こしてくれなかったことです。
ご遺骨は折り重なるように発見されて、
手には手榴弾と銃剣を持ったままでした。
千鳥が淵戦没者墓苑や武道館での慰霊祭で
総理・衆参議長等々の政府高官は
「先の大戦で亡くなられた日本兵のご遺骨を
1日も早く早急にお連れする努力をする」と
スピーチするものの
現状は見つかったご遺骨を
埋め戻すような事が起こっています。
家族のため、子孫のため、
祖国防衛のために無念の死を遂げて
今も日本に帰ることができない
18,000余名の英霊のご遺骨を日本にお連れして
祀りたい、手を合わせたいという
当然の事を実現するためにもNPO法人としました。
―理事長挨拶のあらまし―
この度は年末の多忙の中、
いよいよNPO法人設立会を迎えることが出来ました。
尚、副理事長仁後さんには会場設営に
多大な骨折りなど感謝します。
本日資料の趣意書にありますように、
NPO法人の移行、総会の大きな目的は
1、先の大戦を風化させじ、次世代に繋げること
2、無念にも亡くなられた
18,000柱のご遺骨の一日も早い収集と帰還
(グアムでの先般の遺骨があるにも関わらず、
埋め戻してしまう暴挙をする厚生労働省へ物申し、
行動させ、圧力をかけるための
NPOを立ち上げた趣旨を話しました。)
3、現地ピースリンググアムの同志と更なる協力関係の強化、
推進、墓参親善以上、これからの活動として、
皆々様一人ひとりの協力体制の強化。
役割の分担と組織の一体化。
会員の拡大と助成金の獲得。
結びに以上のことを踏まえて、皆様の熱い心と行動力を信じて
挨拶とします。
尚主な出席者
遺族とその家族
元外交官
元朝日新聞編集局長・現中央大学教授
元消防庁幹部
元埼玉県教育長
元日本JC役員
行政書士
稲門会役員