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人のふり見て我がふり直せからはじまる翻訳

インターに通う長女と2011年生まれの次女をもつ母。
医薬翻訳はじめたてほやほや。仕事を受けつつもまだまだ勉強メイン。
海外ではんなり育児と翻訳の両立を目指しております。

今週号のNatureでは研究現場での性差別が記事になっていましたね。

私は日米のいくつかの研究室に所属していましたが、アメリカの研究機関は神経質なくらいジェンダーとマイノリティの比率を気にかけてました。
それはもう逆差別と捉えられかねないほど。例えば同じ能力のファカルティ候補がいるとすると、白人男性よりも黒人やラティーノの女性の方が断然有利なのです。
渡米当初はこの状況に非常に驚かされました。
それまで女性が対等に扱われていないことになれ過ぎだったのかもしれません。
日本で理系に進む女子が少ないのは、理系に進んでもメリットがないというのも理由の一端かも。
今はどうかわかりませんが、私が大学生だった頃は同期の女子は1割でした(工学部)。それでも化学系は多い方で、物理系は50人中1人か2人。
一方アメリカは理系でも学生のほぼ半分が女の子でした。

少なくとも私がいたアメリカの大学では女性のファカルティもチェアもめずらしくなく(奥さんがファカルティで旦那が奥さんに付いてきてポスドクとか)、この記事で訴えているほどひどい印象はありませんが、データ的にはそうなんでしょうね。
日本でも現状を改善しようという試みで、積極的に女性研究者を採用する傾向にあります。私の友人達も助教や准教授として職を得たり、海外ですでにファカルティとして活躍していて日本で教授職を探していたりします。

私はフェミニストではないので女性に限って何かものを言うのが嫌いなのですが、男性、女性、人種に囚われず、能力のある人が正当に評価されるべきだとは思います。

興味のある方は
http://www.nature.com/news/science-for-all-1.12535
The Double Helix/James Watson

¥1,314
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さあ、次は何を読もうかなと今読み終えた本を置いて本棚を物色。
一番上の段の一番端にあったこの本。あ、そういえば持ってきてたっけ。
今販売されているバーションではなく、ずっとずっとむかしのペーパーバック。
これを最初に手にしたのは大学生の時。英語嫌いの私が読んでみたいと思うほどワトソンとクリックは偉大だった頃。いろんなことの原点。
もちろん歯が立たなくてすぐに挫折してしまったのだけれど。
今の私は読めるようになっているのかな。とページをめくってみる。

さすがにあの頃よりは読める。ちょっとまじめに読んでみよう。

現在治験の翻訳を勉強しているわたくし、ICH(E3)のガイドラインを英語、日本語両方で読み比べているのですが、日本語訳が・・・

例えば、
治験実施計画書では定義されていない付加的な組み入れ基準があったと考えられる理由がある場合には、それらの意味合いについて考察すること」
(原文:If there is reason to believe that there were additional entry criteria, not defined in the protocol, the implications of these should be discussed. )

って冗長に過ぎやしませんか。

にゃんです訳:
治験実施計画書では定義されていないが、十分な根拠をもとに他にも組み入れ基準があったと考える場合には、その影響(意義?)について考察すること。


例えば、
「例えば投与直前の作用の測定のような手順」
(原文:such as measurements of effect just prior to dosing

例えばなのに全然たとえがわかりません。
文脈から薬理作用の有無を確認するため、投与直前に薬剤の血中濃度を測定することだと思いますが。

あと、
もしくはを「若しくは」と書くほど硬い文章なのにたまにすごく軟らかい表現がまざっているのも気になります。
「組み入れたりしたかもしれない」とか

原文の時制に引きずられて日本語訳でも過去形が多く不自然だったり。

うーん、どなたか心やさしい医薬翻訳者様、これをどこまで参考にしたらよいのかご教示頂けませんか。
概要を理解する、termを参考にするくらいでいいのでしょうか。
海外生活が長いとこわいのが、耳からの日本語が極端に少なくなって日本語がおかしくなっていくこと。外国人と結婚した方はさらにその傾向あり。
家族間でさえ日本語が使えなかったら当然そうなりますよね。
日本にいると日々日本語を鍛えているなんて感覚はまるでありませんが、きちんと手入れをしてあげないと劣化していくのは母国語も同じなんですね。

今日本屋を散策中に目に留まったこの本。
読めそうで読めない漢字2000 (講談社プラスアルファ文庫)/加納 喜光

¥959
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「いや、読めるだろ」と思っていましたが、2、3ページめくってみて
「あ、やばい」に変わりました。
恥を忍んで言いますが、「百姓読み」という区分を知りませんでした。
前から自分の日本語に危機感を持っていたので購入。
いやしくも書くことを生業としたいのであれば、これくらいは使いこなしたい。
自慢じゃないですが、海外生活も早10年になろうとしている私、未だに英語が苦痛、嫌い、できない。
発音だけはアメリカンですが、言いたいことを言う場合、日本語で言えることを100とすると英語だとせいぜい10-20がいいところ。
読むのもスピード、語彙から行くと似たようなもの。若干マシで30-40くらいか。
聞くのは一番楽で50-90かな。訛りや人によって聞きやすさがかなり違いますが。

そんな私でも「英語上手いね」と言われてしまうのです。外国人から。日本人に対する英語の期待値の低さを物語っていますね。

つづく
長女が現在通っているインターはとても読書に熱心。
毎日学校でストーリータイムがあるのはもちろん、学校から持ち帰った本を一日1冊読むのが日課となっています。book log(読書記録)つけていていて、毎日先生が確認。
そのほかに毎週ライブラリーから本を借りてきます。
寝る前には1歳過ぎからの習慣となっている読み聞かせ。
と、一日2-3冊の本を読んでいることになります。

日本で暮らしたことがない彼女の心配は日本語。いまのところ日本語の本も楽しんでいるし、ひらがなもほぼ読み書きできるようになっています。
もうひとつ、現地で使われている言語の授業もあります。
彼女はこちらに来た直後に通い始めた幼稚園からずっと習っているので、この言語でもある程度コミュニケーションがとれるレベル。
このままトライリンガル!は難しいかもしれませんが、ある習得できるといいですね。

長女が楽しんでいた本をいくつか

You Can’t Eat a Princess!/Gillian Rogerson

¥973
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Mr. Men: Favourite Tales/著者不明

¥610
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ママはMr. Messyがお気に入り。
というわけで、現在治験関連の講座を受講しております。
どの講座にすべきか迷いましたが、相談の上、判定試験を受けて実践レベルを受講できることに。

製薬会社に勤務してた時は仕事でよく目にしていた治験関連文書ですが、何分相当昔なので
「そういえばこんなんだったような」と大量の資料と格闘中。

論文と違って書かれている内容が決まっているし、一度習得してしまえばいける!と考えていますが甘い?

とにかく明日までに課題を仕上げなければ。
今日、ほぼ日に行って出会いました。

http://www.1101.com/mikke/2013-02-25.html

長年言葉でおまんま食べている人は違うな。
このサイトに載っている訳をみる限り、日本語がさすが。
英語が感じられない。

絵的には全然惹かれない本ですが、原作者のウィックさんがおしゃる言葉もなかなか含蓄があって素敵。

ミッケ!―いつまでもあそべるかくれんぼ絵本 I SPY 1/ジーン・マルゾーロ

¥1,428
Amazon.co.jp

本屋で立ち読みしよ。
アメブロをご利用の方ならご存じだと思いますが、マイページ(最初のページ)を開くとアクセス数が表示されます。
昨日のアクセス数は今までと桁が違ったのでアクセス解析へ行ってみると、多くはブログ村からのアクセス。

登録していたのを忘れていました!

あわててブログ村に行ってみると確かに登録していました。
私のブログ内にバナーなどは掲載していなかったのですが、ブログが更新されるとその情報が反映されるのですね。
しかも、昨日の記事が「通訳・翻訳注目記事」で1位になっているではありませんか!
皆様の関心の高さが窺えます。
ということでこれからは多くの人の目に触れることを意識しなくては、と肝に銘じたところです。

前の記事で翻訳の仕事を受け始めて3ヵ月といっておりますが、実は在米中友人に拝み倒されてホームページの翻訳のアルバイトをしたことがあります。
そっちがほんとうに初めての仕事。
内容は「よくある質問」の翻訳(英日)

それ以外の翻訳経験はほとんどありません。

「ほとんど」というのがミソで、かつて某翻訳講座を受講したのですが、悪阻とその後の体調不良のため2ヵ月で中断。

半年くらい前から翻訳関連のブログなどで情報収集。
4ヵ月前にトライアル初受験。
合格。という流れで今に至る。

ただ、5年間の製薬会社勤務とアメリカでの研究室勤務経験があるので医薬のバックグラウンドとなる知識はゼロじゃなかったのは大きいと思います。
サイエンス系の論文は英語、日本語ともに日常的に触れる機会が多く、そこで使われる専門用語や独特の言い回しも馴染みがあったので。
それこそ副作用報告は報告する側として、社内の翻訳担当から上がってきた英訳をチェックしていました。

翻訳の勉強をろくにせずにトライアルを受けるなんて、もの凄く怒られそうですが、実際仕事を始めてみて、一番翻訳が身につくのは仕事からと感じています。

集中力と緊張感が勉強のときとは全然違います。
対訳集を作るなど次回に使えるような工夫もします。元来、私はとってもなまけものなので仕事じゃなければそういう事ができない性分。

ただ、仕事を受けるからにはちゃんとやりたい。

次回は現在進行中の勉強法について。