まずは下記のロイターの記事をご覧ください。

[ヒューストン 13日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は13日、世界経済に対する向かい風が存在していることは米国の金融政策がやや緩和的であることを示しており、連邦準備理事会(FRB)は雇用情勢とインフレ率がFRBの目標を下回り続けている限り、緩和的な政策を維持する必要があるとの考えを示した。

同総裁はヒューストンで行なった講演で、利上げは「ゆっくりとしたペースで、緩やかに、かつ慎重な」アプローチで実施するのが非常に適切となると指摘。

中国の景気減速のほか、英国の欧州連合(EU)離脱が世界経済、および米経済に及ぼす可能性のある影響を踏まえると、FRBは現在は5、6年前と比べてより慎重に金融政策を調整していく必要に迫られているとの考えを示した。

そのうえで、低金利によりFRBが掲げる完全雇用と2%に設定しているインフレ目標の達成に向け良好な進展」が見られたと評価。ただ、過去10年間で中立金利は低下したとし、これにより現在の低金利政策の効果は薄れているとの見方を示した。

このほか、FRBはドル高に対し「非常に敏感」になっていると指摘。製造業部門と輸出業部門の国内総生産(GDP)に占める割合は低下したものの、ドル高は経済全体に波及的な影響を及ぼすと述べた。

GDP伸び率は2%になるとの見方を示し、この水準ではまだ低いと指摘。現時点での最重要事項は成長の押し上げであり、FRBの責務の範囲外だが、成長押し上げには構造改革が必要になるとの立場を示した。

同総裁は講演後に記者団に対し、FRBは緩和的な政策を慎重、かつ緩やかなペースで解消していく必要があるとあらためて指摘。ただ、利上げのタイミングや年内の利上げ回数などについて憶測することは賢明でないと述べた。

転載はここまで。

現在の日本の株価上昇は国内投資家ではなく、外国人投資家が仕掛けているものです。日本のクジラもまだ動いていません。
ここにきて日本の年金運用他も「運用損」を公表し始めました。当然、選挙が終わってのタイミングだからです。

また、ニューヨーク株式マーケットで1年2か月ぶりの高値になっています。

本当に市場環境は良いのか?と聞かれれば現地からは「悪化している」の回答しかありません。

アメリカでは政策金利の引き上げのための雰囲気作りが着実に進められております。

本日も株価は上がるはずです。

ただ、このまま行くはずがありません。
次の筋目の前にまた先読みをしたいと思います。