世代ではないが、「黄金バット」という紙芝居のタイトルは知っている
テレビの普及もまだまだだった時代
紙芝居で演じられる物語に、当時の子供たちは大いに興奮したのだろう
世界を、日本を滅ぼさんとする悪の組織
そして命がけで悪と戦う正義のヒーロー
手に汗握り、物語に夢中になったことであろう
でも・・
現実には悪の組織も黄金バットも存在しない
そして現在
現代版紙芝居ともいえる、youtubeなどの動画に
多くの人達が夢中になっている
世界を、日本を滅ぼさんとする闇の大組織
そしてそれらの悪と戦う選ばれし人々
昔と違うのは、
そんな紙芝居を真に受け、世界の、日本の危機を
大真面目に訴える困った人達が多い事
紙芝居はあくまでも紙芝居
そこに真実などは存在しない
黄金バットは実在しないのである
愛国者、陰謀論者、差別主義者は
そのあたりがわかっていない
つまり、ファンタジーと現実の区別がついていないのだ
紙芝居を観て楽しむのは大いに結構
わたしもyoutubeには大いに楽しませてもらっている
もちろん、あくまでも「娯楽」として
紙芝居を鵜呑みにし、紙芝居を貼り付け、
何かを知った気になり、世界の危機を説いて回る困った人達
もう一度言う
黄金バットはいないのだ