新学年が始まって3週間ほど立ちました。
そろそろみんな新学年にも慣れてくる頃だと思います。
あとはここから成績が上がってくれればと思っている人も多いと思います。
年度が変わると授業を担当する講師も入れ替わります。
塾によってはそのまま持ち上がるというケースもあるかもしれませんが、基本的には入れ替わるのではないかと思います。
塾の考え方としては、一人の講師にずっと教わり続けるよりも、違う講師に習うことで知識の幅を広げさせたいというのがあります。
学習カリキュラムは科目にもよりますが、前の学年で習った範囲を繰り返して定着を狙うスパイラル(螺旋)方式というのが主流で、季節講習なども含めて同じ単元を少しずつレベルを上げながら何度も繰り返し扱います。
同じ講師が担当すると同じ解き方を繰り返し習うわけですが、実は講師によって解き方がけっこう違ったりします。
もちろん同じ講師でもクラス帯によって教え方を変えます。
そこでわざと季節講習は違う講師を担当させたりすることで、異なる解法を覚えさせようというのが塾の考え方なのです。
※塾によります。
というわけで、講師にとっても新学年が始まると最初は手さぐりになります。
まずはクラス全体の学力、雰囲気、各生徒の名前、成績などを覚えていかなければなりません。
今後、授業を進めていく上で、どのあたりの学力の生徒をターゲットにするかというのが重要なのです。
最初に覚えるのは強く印象に残る生徒です。
・特にうるさい生徒(授業中によく喋る生徒)
注意するときに名前を呼ぶので、割とすぐに覚えます。
・名前に特徴のある生徒
出席を取るときに名前を読み間違えたりすると大変なので、難読の名字はすぐ覚えます。
成績上位者で有名な生徒、兄や姉を教えたことがある生徒なんかもすぐに覚えます。
あとは、珍しい名前とか憶えやすい名前ですね。
・よく質問に来る生徒
名前を覚えたからと言って、顔と名前が一致するとは限りません。
質問に来た生徒の顔は覚えます。
しかし、そのときに名前を覚えられるかどうかはわかりません。
・テストの成績がよい生徒&悪い生徒
これはテストの採点を行なっている場合ですね。
授業のみの担当で、テスト業務を他の先生が行っている場合はなかなか把握しきれません。
そもそも授業が週1回なので、全員の顔と名前を覚えるには1ヶ月くらいは掛かると思います。
祝日とかで授業が1週飛んだりすると全然覚えられません。
講師は他にもいくつものクラスを担当していますし、多い人だと1週間に7~8クラスを担当するので、全部で200人とかになったりするのです。
そんな中で、これをすると一発で、生徒の名前・成績・志望校・保護者の顔・家庭の方針などを覚えることが出来るというものがあります。
それが教育相談です。
人間の心理として、そこまで込み入った話をして、保護者の顔まで覚えている生徒を蔑ろにすることはできません。
その後もしばらくの間は、授業中や休み時間もその生徒を気にかけ、ときには声かけ(アドバイス)なんかをしたくなるものです。
生徒の方も、そこまでじっくり話した講師に対してそれなりの親近感を持ってくれるので、より早く人間関係を築けるのではないかと思います。
そこで「裏技」になるわけです。
今のタイミングで教育相談を申し込むことで、他の生徒よりも自分の子を気にかけてもらうことが出来るのです。
それがプラスになるかマイナスになるかはわかりませんが、短期的にはそれなりの効果が期待できます。
それ以上に目立つ生徒がいる場合はその限りではありません。
教育相談の申し込み方
これは塾・校舎によって微妙に違うかもしれませんが、基本は校舎の事務に申し出ればいいと思います。
そのときの注意点ですが、
・なるべく早めに申し込む
理想は1週間以上前に申し込むことです。
つまり、1週間以上先の日程で教育相談を組むということです。
目的は”間に授業を挟むこと”です。
授業後に教育相談を設定すれば、数日前の申込でも間に合いますが、1週間前なら2回の授業を挟むことができます。
なぜ、そんなことをするのかというと、まだこの時期ですから、講師も生徒の名前・顔・学力(成績)が一致していません。
授業の前に教育相談の申込があれば、必ず授業中に意識してその生徒に注目します。
成績資料も授業前に目を通します。
授業中にその子が「わからない」という顔をしていたら、授業もかなり丁寧になります。
贔屓というわけではありませんが、どちらかというとクレーム回避でしょうか。
とにかく”いい先生”を演じようとするわけです。
・各科目の先生に申し込む
事務の人からはめんどくさがれるかもしれませんが、講師は自分の担当する科目のことしかわかりませんから、各科目の講師にそれぞれ教育相談を申し込むのがいいと思います。
まとめて申し込むと、場合によっては講師間で情報共有されたりするので、それが相乗効果になる可能性もあります。
(特に6年生の場合)
最悪なのは要注意人物としてマークされる場合です。
あまり無茶な要求をしたり、きつい態度をとる保護者は正直嫌ですね。
講師がその校舎に来る曜日は決まっているので、それ以外の日に来て欲しいというのは無理があります。
その講師の空いている時間に合わせるというスタンスでいけば問題ないと思います。
・志望校の相談はコースの担当講師に
6年生になると志望校別コースというのが始まります。
講師は担当するコースの対象校については詳しいですが、それ以外の学校についてはあまり詳しくなかったりすることがあります。
ですから、「志望校に関する相談」はなるべくそのコースを担当する講師に相談するのが理想的です。
といっても誰がどのコースの担当かわからないと思います。
その校舎で聞いてください。
職員であれば把握しているかと思います。
コース担当講師が授業を担当していない場合もあります。
全然知らない先生に、全然知らない生徒のことを質問しても、一般的な回答しか得られないと思います。
進学説明会とか最難関校対象の説明会みたいなものがあればまずそこに参加しましょう。
説明会が終わった後で質問タイムがあるので、そこで聞くのが手っ取り早いです。
特訓講座を受講している場合、担当講師が最難関コース担当の可能性が高いです。
その先生に教育相談を申し込むといいと思います。
事務の人に確認しましょう。
というわけで、「印象に残る生徒」になる裏技でした。
印象に残る保護者になるかどうかはみなさん次第です。
1つだけアドバイス
みなさんが普段家の中で見ているお子さんと、塾にいるときのお子さんは様子が異なると思ってください。
もちろん学校とも違います。
子どもは成長するにつれて集団の中での立ち振る舞いというのを覚えます。
「うちの子は体が弱いんです」という子が休み時間に走り回ったり、
「うちの子は大人しいので…」という子が授業中にうるさかったり、
「うちの子は気が弱いので…」という子が教室でえらそうにしてたり、
ということが多々あります。
逆に、塾でも学校でも家でも変わらないという子は精神的に幼いのかもしれません。
ぜひ、担当講師に塾での様子を聞いてみてください。
科目・担当講師によっても態度が全然違います。
もちろんみなさんも相手によって態度を変えますよね?
女性の場合は相手次第で声が1オクターブくらい変わりません?
教育相談中に子どもを叱る人がいますが、声が急に変わるので気をつけましょう。
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