名古屋平成中村座『法界坊』

 名古屋城内に特設の芝居小屋を建てて公演しています。
 とても仮設とは思えない凝った内装で、
 江戸時代の芝居小屋とう雰囲気がよく出てた。
 
 当時は靴を脱いであがっていたようで、今回もそれに倣っていました。
 そんなわけで、お手洗いにいくときはスリッパを履くわけです。

 で、ボケーっとしてたら、トイレスリッパのまま客席に戻ってた・・・
 係員のお姉さんに指摘されてびっくり。
 久しぶりにあんなに恥ずかしいおもいしたわ。もうっ。

 隣に座っていたおばあちゃんにも笑われたし。
 けど、それをきっかけにいろいろとお話できてよかった。
 何十年と歌舞伎を観ているようで、勉強になりました。

 お話は、勘三郎さんのすっごく自由な芝居に大笑い。
 エンターテイナーだなぁと感動しました。
 勘三郎さんのアドリブに、お客さんはかなり盛り上がってた。

 七之助さんは相変わらず超美人。
 近くの通路を通りながら登場してくれたので、間近で拝見できました。
 至近距離で見てもキレイ、というか、遠目で見るよりもっとキレイ。
 やっぱりしのぶ売りより姫姿が似合うよね~❤

 あと、扇雀さんがまさかのヒロインで驚きました。
 おばあちゃんいわく、
 「昔は、あんなに美しい人がいるのねと感心したわ」と。
 てっきり、世話焼き女房ばかりを演じてきたのだと思い込んでたや。
 確かに、今でも年を重ねたからこその美しさを感じることがあるな。
 
 勘太郎さんは、初めてきちんと見た気がする。
 優男っぽい感じが上手く表現されてました。もっとかっこいい役も見てみたい。

 橋之助さんは素敵でした。かっこいい。
 独特の節があるしゃべり方が好きだわ。

 彌十郎さんは暖かいお父さんで、亀蔵さんはクセのある番頭、
 笹野さんもまた自由に動きまわっていて、黒子さんまで大活躍。
 中村座の方たちは、みなさん本当に大好きです。

 今回はなんといっても、二幕目の舞踏劇「双面水照月」がすごい!!
 最後の立ち回りが大掛かりで、
 舞台後方が開いて外の風景を借景して進むんですよ!!
 おもわず「おおっ」と声が出て、さらに桜吹雪まで舞って感動。


 今回は昼の部だけでしたが、筋書き読んでたら夜の部もおもしろそう。
 兄弟の夫婦芝居や舞踊があるし、鶴松くんがなかなか目立つ役をしているみたいだし。
 泊まりでいって昼夜公演観れべきだったかも。

 でも『法界坊』だけでもみれて良かった。
 すごく期待をしてたけど、それを超える内容でした。
 串田さん演出の歌舞伎はかなりオススメです。