「地方創生」は地方の手で! 金と権限を与える! それでもダメなら滅ぶだけ。 | 神戸大学 教養原論「情報の世界」講義(大学院工学研究科 森井昌克 教授)

神戸大学 教養原論「情報の世界」講義(大学院工学研究科 森井昌克 教授)

2006年,2007年度,実際に開講された講義のブログです.今年も講義はありませんが,引き続き「仮想的」に書かせて頂きます.非常勤講師や講演の依頼は、メールにて直接、連絡をお願いします。

「地方創成枠」奨学金は二兎を追うことができるか?

結局、地元企業の体力増強や新たな産業創成、あるいは誘致を行わない限り、定着したくても出来ないのである。ただ、この施策においては、採用する人材の選択を含め、地方に設置される基金設置団体の裁量に依存している。単なる無利子奨学金のインセンティブだけでは「地方創成」という最終目的に沿った大きな効果は期待できないが、運用の創意工夫によって地方創成のきっかけに結びつく可能性はあるだろう。 ..........≪続きを読む≫
一概には言えないが、都会、特に東京から見た地方と、地方自体の問題にはGAPがあるように思える。地方を創生するとはどういうことなのかを考える必要があるのでは!? 地方を東京化すること、あるいは物質的に豊かにすることではないはず。