大学教員のヒエラルキーって一般の人にはわかりにくいですよね.もちろん大学ごとに微妙な違いがありますが基本的なヒエラルキーは同じです.一般的に,教員はつぎのとおりです.
教授>助教授>(専任)講師>助手
基本的には,「学位」の保有状況に,その他の実績,さらに年功序列を加味して,大学内で設定するもので,国家資格や試験は必要ありません.
また,このヒエラルキーに関係なく存在するものとして,次のようなものもあります.
名誉教授
退職した教授だけど実績を残した人.ノーベル賞は当然として国内外の学会の重鎮がこうなります.理事などの役員になるケースもあります.
客員教授
大学の規定上教授には出来ないけど,実績が高く,大学の運営上価値のある人.規定にはいろいろあるけど,たとえば「主たる勤務先が当該大学となること」とかの規定がある場合は,企業の社員や経営者はNGになります(堀江さんが自民党公認になれなかったのと同じ事態).
芸術系の学科が芸能人を教員にしたり,アントレプレナー系の学科が経営者を教員にする際などに利用します.実際は講義を行っていないケースが非常に多いです.似たようなケースで「招聘教授」,「特別教授」,「特別招聘教授」などがあります.基本的には「外部に所属している教授」という感じですね.
非常勤講師
基本的には専任ではない「講師」の総称です.専任ではない場合は,「教授」,「助教授」などのヒエラルキーはないので,一般的にすべてまとめて「非常勤講師」とします.専任の教員だけでは,文部科学省に提出したカリキュラム上の講義を教えることが出来ない場合,その講義を担当する教員として雇用します.名誉教授や客員教授との違いはカリキュラム上の講義を責任を持って担当する点ですかね?
そのほかの複雑なケースはまた今度・・・.