大学教員のヒエラルキーって一般の人にはわかりにくいですよね.もちろん大学ごとに微妙な違いがありますが基本的なヒエラルキーは同じです.一般的に,教員はつぎのとおりです.


教授>助教授>(専任)講師>助手

基本的には,「学位」の保有状況に,その他の実績,さらに年功序列を加味して,大学内で設定するもので,国家資格や試験は必要ありません.


また,このヒエラルキーに関係なく存在するものとして,次のようなものもあります.


名誉教授

退職した教授だけど実績を残した人.ノーベル賞は当然として国内外の学会の重鎮がこうなります.理事などの役員になるケースもあります.

客員教授

大学の規定上教授には出来ないけど,実績が高く,大学の運営上価値のある人.規定にはいろいろあるけど,たとえば「主たる勤務先が当該大学となること」とかの規定がある場合は,企業の社員や経営者はNGになります(堀江さんが自民党公認になれなかったのと同じ事態).

芸術系の学科が芸能人を教員にしたり,アントレプレナー系の学科が経営者を教員にする際などに利用します.実際は講義を行っていないケースが非常に多いです.似たようなケースで「招聘教授」,「特別教授」,「特別招聘教授」などがあります.基本的には「外部に所属している教授」という感じですね.

非常勤講師

基本的には専任ではない「講師」の総称です.専任ではない場合は,「教授」,「助教授」などのヒエラルキーはないので,一般的にすべてまとめて「非常勤講師」とします.専任の教員だけでは,文部科学省に提出したカリキュラム上の講義を教えることが出来ない場合,その講義を担当する教員として雇用します.名誉教授や客員教授との違いはカリキュラム上の講義を責任を持って担当する点ですかね?


そのほかの複雑なケースはまた今度・・・.

そういえば,来週の日曜日から出張で中国の深圳に行くのだった.深圳はもしかしたら漢字が表示されない可能性もあるので,「深セン」ともしておきます.香港の対岸の経済特区で,今回はJETROからのお仕事の依頼で行ってきます.

純ちゃんの靖国参拝問題がどれぐらい影響するか心配ですが,もともと訪問予定だった政府の担当者との連絡が不調になりつつあると現地の駐在員からの情報もあるので不安でもある.

中国の友人たちは,4月のときも,現地ではそれほどでもと口をそろえていたので,あまり心配はしていないけど・・・.

<はじめに>

僕は1995年に大学を卒業し,1999年に大学院(修士課程)入学,2001年に卒業し,2002年に大学院博士課程に入学,2005年に卒業ということで,3回入学金を払い,都合5年間社会人大学院生をやりました.また,今は大学教員として,社会人大学院生を受け入れる側です.そんな経験から少し書いてみます.


<状況>
僕はもともと総合商社で働いていて,その後先輩とスピンアウトしたりしたのち,紆余曲折があって大学の研究所でビジネスをする機会に恵まれました.大学などでは究極の学歴社会が形成されており,ビジネスだろうがなんだろうが,学位は持っておくには越したことはなく,また,少し専門的な研究に興味があったので通い始めました.
職場が大学院ですから,もちろん進学に理解を示すと同時に,仕事に影響を及ぼさないことを条件に,給与のカットはありませんでした(というか自分がほぼ経営者だったのでそうしました).その代わり大学院生であることを理由に仕事が減ることは一切ありませんから,ある意味そのほうがつらいこともありました.

<苦悩>
・学費
僕の場合は修士課程300万円,博士課程200万円の合計500万円が学費として必要でした.全額大学の「奨学融資制度」(貸費)による奨学金でした.現在も返済していますが金利面での優遇(現在1.85%)と,審査基準が非常にゆるい点がすばらしいです.こうした制度は大学独自の制度(慶應義塾大学)ですが,進学する大学によってはあるかもしれませんので要チェックです.

・生活
幸い,給与はこれまでどおりで,全額奨学金でしたので,収入に変化はありません.変わりにとにかく忙しくなりました.年齢にもよりますが,恋愛,結婚や子育てなどを考えると,敬遠する人もいるかもしれません・・・.しかし,すべては本人次第です.僕は社会人大学院生時代に知り合った女性と恋愛,結婚し,犬までいて,まもなく子供も生まれます.体はしんどいですが,その気になれば犠牲なんてないと言い切れます.

・メンタル
これも人によってですが,会社を辞めたり,パートタイムなどに移行して,大学院に通うケースでは,周りの人間が活躍している話を聞くだびに,自分の将来を不安に思うことがあるかもしれません.こういうメンタル面は誰もが持つもので,卒業したあとには誰もが無意味な悩みであったと思うようですので,心配しないようにしましょう!


<メリット>
こればっかりは,進学した学部によっていろいろ変わるのでなんともいえません.でも,社会人大学院生はいろいろなものを犠牲にしてまで学びに来る分だけ,勉強に集中できます.実際,僕が大学院に通っていたときも,授業は楽しかったですし,十分対応できました.今では教える側ですが,社会人大学院生のほうが勉強熱心ですし,よく理解します.


結論としては「なんとでもなりますから,学びたいときが決断するとき」だと思ってください!

友人である「上海と代々木で働く企業家」jiangboさんのブログを発見してついてきてしまいました.

昔は同じ会社で働いていた大先輩でした.同じ会社で同じ仕事をしていたうち一人は国際的な企業家に,そして一人はなぜか教壇に・・・.よくわからない世界ですね.

何でそうなったかは記事の中でおいおい紹介していきます.