質問『今でも助監督から監督に昇格出来るのですか?』に答えてみます。 | production-lenny-scriptのブログ

production-lenny-scriptのブログ

ブログの説明を入力します。

質問『今でも助監督から監督に昇格出来るのですか?』に答えてみます。

どうしても偉そうな上段からの物言いになってしまう事をご容赦ください。
ハリウッド映画から日本のハイバジェット映画、ミドルバジェット映画、ローバジェット映画、月9ドラマや昼ドラや2時間ドラマ、そしてVシネマや超低予算エロVシネやピンク映画まで経験して来た非常に稀な人間であり、業界の端で踏ん張っている人間のあくまで個人的な見解と言う事で、ご勘弁ください。

ご存知の方も多いと思いますが、現在では邦画メジャーと称されている映画会社の撮影現場で助監督から監督に昇格するのは非常に難しいと言わざるを得ません。それは社員助監督ではなくフリーランスの助監督が撮影を支えている現状があるからです。映画会社が自分のところの社員ではない、身内でない助監督を監督に昇格させる道理はありません。大きな映画も制作会社が制作を担う事が多くあります。長年その制作会社で助監督をして、継続した努力が認められ信頼を勝ち取ったタイミングでチャンスがあれば稀に監督をする機会に恵まれる事もあります。信頼されるには助監督としての仕事のクオリティはもちろん、前向きな姿勢を示し企画もどんどん出して行くなど、そのやり方は人それぞれ色々あります。いずれにしましてもその道は長く険しいのが現実です。
テレビドラマは制作会社が制作を担うのではなくテレビ局が直接制作する際、通常テレビ局の社員がスタッフに入ります。その方たちは将来テレビドラマのディレクターに昇格出来るチャンスは大いにあります。ドラマがヒットすれは映画化され映画監督になる事も出来ます。テレビドラマを制作会社が制作する事も多く、その制作会社にテレビ局の社員が入る事もありますが、その場合も先程のご説明と同様になります。またテレビドラマ制作会社とフリーランスの助監督の関係も先程の映画と同様です。
そこで台頭して来たのが、現在王道となっている自主映画で評価を獲得していくと言う道です。それも確かに魅力的です。しかし不確実ですし、何より現場の経験が足りないと言う事は結果的に苦労する可能性が高いです。もちろん強いメンタルがあれば乗り切れますが、経験な無いよりあった方が良いのは間違いありません。
低予算Vシネマやピンク映画は助監督での仕事っぷりが認められ、監督に昇格する例は今でも普通にあります。
と言うことで、
現在も我々はスタッフを大募集しております。まずはお気軽に私のツイッターへDMを頂くか株式会社レオーネのHP
http://www.leone.co.jp/contact/
からお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。

プレデューサー 久保