参考→コチラ
7年ぶりの来日。
そう、そんな7年前に行きましたよ。私。
KISSをはじめ、サンタナやジェフベック、ドゥービーBro、バディガイ、プリテンダーズにベンフォールズ、そして、ヴァイにヌーノにChar、その他もいろいろ盛り沢山、みたいなゴッタ煮イベントでしたけどネ。
(例えば、サンタナとKISSは同じ日に観れないといった、1日目と2日目で出演者を大きく分けたり差別化も凄かったですが。)
私は大阪で観たんですけど、、、
大阪市内から1時間近く掛かる最寄り駅からさらにチャーターバスでゆらゆら、バスを降りても20分くらい歩かされるクソ辺ぴな会場で、芝生広場と謳うものの、埋め立て地の液状化か何かで芝生から染み出る水がヘドロ臭いわ、その臭さを紛らわす為に大量のムシューダ的な液体消臭剤をスタッフが投与しまくってるわ、途中雨が振ってそんな訳のワカラン液体にくるぶしまで浸かって気持ち悪いわで、ライブの内容よりも会場が酷かった印象しか残って無い。
関東は、確か富士スピードウェイで開催。
モータースポーツに関わる我々としては「富士と云えば」で想定内ですけど、
例えば、ライブ中に霧に覆われたり、天気がアッチ向いてコッチ向いたらまるで変わったり、陽が沈むと信じられないくらいに気温が下がったり。麓の御殿場とは大違いデス。
御殿場って東京から東名高速1本で100km程度ですし、御殿場ICのアウトレットは盛況だし、FSWならマルチフェス出来るだけの敷地もあるし駐車場のキャパもあるし、何より周辺を気にする事無く敷地内で全て収まる。
そこでUDOはこれだけの面子揃えれば集まるとふんだんでしょうネ。
蓋を開けると散々で、当時のレポートを見ると大阪会場の方が遥かにマシに感じ、あまりの酷さに笑えない(笑)
参考→コチラ
サマソニ等の成功をダブらしたんでしょうけど、出演者に興味を持つであろう世代とのズレが読めず、会場&運営方法を間違えたUDO史上最悪のイベントだったのでは?(ある意味伝説...)
さてさて
話がズレちゃいましたけど、そんな7年前に酷い体験をさせてしまった大御所バンドで熱狂し、今頃余韻にひたって美味しいお酒を愉しんでるか、夢の中でメンバーと酒を酌み交わし戯れてるであろうzaza♪さんも記事にされてましたが、本日はコチラの大御所を。

今月14日にオフィシャルのFacebookでトムショルツが公言し、正式に新たなレコード会社からもリリースが出てますので、ご存知の方も多いと思いますが、、、
この宇宙船が時空を超えて11年ぶりに飛来するようデス。
12/3、今度こそホンマに出すみたい(予定w)
Life, Love & Hope
1976年のデビューから37年間でアルバム6枚(内、ベスト盤1枚)
7枚目、、、ベストを除けば、6枚目の新譜ですよ。(笑)
いいですよネ、この超スローペースw
ま、もともとトムショルツの趣味のバンドですから、良いんですけどネ。
ホンモノの世界的ヲタクというか、何と言うか。
ここまで来ると少し憧れさえも芽生える(笑)
あまりご存じ無い方の為にザックリ振り返ると、、、
そもそもボストンというバンドは、ギターのトムショルツが作詞作曲、アレンジ、全ての楽器演奏、レコーディングエンジニア、プロデュースと、作品作りの殆どを一人で行っているソロプロジェクト。
デビューアルバム「Boston(邦題: 幻想飛行)」がヒットした為にツアーを行うハメになり、ブラッドデルプというヴォーカルは居るものの、他はトムショルツが一人で何役もこなしてる。
そこで、ツアーが出来るように他のメンバーを急遽オーディションで募って結成されたバンドってのが実態だったりしマス(笑)
このトムショルツってのが奇才で、名門マサチューセッツ工科大学を卒業した理系君。
大学在籍中にギターを独学でマスターし、普通ならバンドを組んで仲間と楽しむって流れだと思いますが、彼は理系頭脳を活かして、自宅アパートの地下室にマルチレコーディング可能なスタジオを自分で作っちゃったってのが始まり。
つまり、音楽をクリエイトし、プレイし、レコーディングし、、、
といったことが「一人で」可能な環境を作っちゃった、と。
今ならそれほど珍しい話では無いとも思うんですが、何せ、1970年代前半の話ですからネ。
1960年代後半にビートルズなどで使われ始めた8トラックのマルチレコーダーが、日本でようやく導入され始めた頃じゃないですか?
しかも、博士号な電子工学の知識を活かして必要なモノは作っちゃう。

そこで独り籠って黙々と作ったデモがCBS Recordsの目にとまりデビュー(リリースはEpic)となるのだが、そのデモが既に当時存在するレコードのクォリティを凌ぐものだったらしい。
そして、そんなクォリティを再現する為にトムショルツに一任させたのがレコード会社の間違いで、、、w
この男、、、
完璧なクォリティを求めるがあまり、時空が大きく歪んでいたのである(笑)
時空が歪んだ男、、、って、何か日本語オカシイですけどニュアンスは伝わるかw
そこが、ビジネスではなく趣味なんでしょ、って感じですけどネw
ココまで書いてもイマドキの感覚(今のMacにデフォルトで多重録音可能なガレージバンドがインストールされてたり、ヘタしたらiPhoneでも多重録音が出来ちゃったりする時代、そんなPCを用いた一般人による自宅でのマルチ録音が当たり前な昨今)なら「ふーん、そんなヤツも居るよネ」って感じかもしれませんが、アルバムジャケットに記されれるように、「No Synthesizers Used」「No Computers Used」をウリにしてましたからネ。
コンピューターもシンセサイザーも使って無いんデス。
先も書いたように曲作りから演奏、エンジニアリング、さらには必要な機材開発まで、全てがショルツ一人による手作業ですので途方も無い時間を要するのでした。

そんな時空の歪みが、ファーストアルバムの勢いのままスグにセカンドをリリースしたかったレコード会社の思惑に反し、2年掛かってしまう。
3rdアルバムに関しては一向に出す気配が無い。
遂にレコード会社は、ボストンを契約不履行で訴え長期裁判に。
その間ボストンは活動停止。
仕方無く、トムショルツは「SR&D(Scholtz Research & Development)」という会社を起業。(笑)

「Rockman」ブランドの誕生である。
そもそも、ツアーにいつもの環境をいつでもどこでも同じコンディションで持ち出したいという発想から生まれたんだと思うんですが、ギターに関するエフェクツやアンプなどを商品化。
現在はJimDumlopに売却しちゃってるみたいですけど、当時、画期的だったウォークマンよろしくヘッドフォンアンプやラックシステム等、お世話になった方も多いのでは?
私は、PowerSoak(アッテネーター)でお世話になりました。
日本でも一時軽くブームになりましたよネ。
それから随分経ってから、某B'zの松本氏の使用で再び加熱したみたいですケド...
そして、これらの商品開発で音響工学に関する特許を取りまくってたらしいですが、「留守中の植物への水やり機」「絶対にチューニングの狂わないギター」など、その分野は多岐に渡り、カナリの特許マニアらしい。(笑)
そんなこんなで、Epic/CBSが2枚のアルバムからいつでも自由にベスト盤などをリリース出来る権利を得ると共に長期にわたる裁判が終結。
で、結局、MCAに移籍しての3rdアルバムがリリースされたのは、8年後の1986年(笑)
そして、4thアルバムが再び8年後の1994年。
ココでアルバムサイクル8年周期説が生まれる。(笑)
97年にベスト盤を挟み、Artemis Recordsからリリースした5thアルバムは2002年。
予定通りの8年周期w
しかし、 レコード会社の力か?8年周期の賜物か?あの人は今?状態になってしまったのか?
全米42位と、セールス的には大失速。
ちなみに、各アルバムのセールスは以下の通り。(Wikipedia調べ)
1976, Boston(幻想飛行) (全米3位 1,800万枚)
1978, Don't Look Back (全米1位 800万枚)
1986, Third Stage (全米1位 400万枚)
1994, Walk On (全米7位 100万枚)
1997, Greatest Hits (全米47位 200万枚)
2002, Corporate America (全米42位 50万枚)
デビューアルバムの通算売上枚数がダントツですネ~
しかし、一人のヲタクが地下室に長年ひきこもり、ソコで生まれた音楽が全米No.1を取って、通算3,350万枚ものレコードを売り上げてるって凄く無いです?(笑)誰か映画化してくれないものかw
そして2007年、ヴォーカルのブラッドデルプが亡くなる。
最終的に自殺と断定されるが、夏にボストンのツアーを控えてた事や自身の結婚が予定されていたため不可解でした...
翌2008年、トミーデカーロという人物が、ブラッドデルプ追悼の為にカラオケに合わせて歌ったボストンの曲を自身のMySpaceで公開したところ、トムショルツの目に止まり、2008年夏のツアーよりリードヴォーカルとして参加することとなる(笑)
そして、今年。
8年周期を外れたが、11年の時を経て6thアルバムリリース予定。
と、ザックリ振り返っても37年の月日ってのはそれなりに掛かる訳で。。。
我々にとっては空白の時間が長過ぎるだけに「アルバム制作に入ったらしい」「アルバム出るらしいで」といったウワサ話が先行し、出たと思えばリマスターとか、「出る出る詐欺」になってました(笑)
なんて、サラっと書くつもりが面倒な事になってしまったやーん。。。(-_-;)
私みたいなのは、そんな人物像にもハマる訳で(笑)
単なる工学ヲタクなだけで無く、音楽センスもタマランかったりするところがまた凄いところ。
私がエンジニア時代、当時第一線で活躍する著名なエンジニアの方々ともお仕事させていただきましたが「音楽の事はさておき、機材を触りたいだけやん」な方も多くて残念な思いをしてましたから、尚更そう思う。
先も書きましたが、ジャケットにわざわざ「コンピューターやシンセサイザーは使ってません」と明記するほど、アナログな人間味溢れるところも個人的に魅力なのであるw
そんなこんなで、前置きが大変長くなりましたが、、、(前置きやったんかぃww)
本日はそんな「訳ありバンドw」が地下室に籠って1976年にリリースしたデビューアルバムの記念すべき1曲目を。
Boston / More Than a Feeling(宇宙の彼方へ)*Shoot Version
Boston (幻想飛行)
スタジオ盤は→ コチラ
あまりの懐かしさに、ギター小僧の頃を思い出して弾いてみると、当時はいかにいい加減に弾いてたか、またもや発覚(笑)
[Intro|
| Dsus4 | D/C D/B D/G | Dsus4 | D/C D/B D/G |
[A]
| Dsus4 | D/C D/B D/G | Dsus4 | D/C D/B D/G |
| Dsus4 | D/C D/B D/G | Dsus4 | D/C | D/B |
[B]
| Am Am/G | D/F# |
| G C | Em D | G C | Em D |
[C]
| G C | Em D | G C | Em D |
| G C | Em D | G C | E♭ |
[D]
| Em7 | Asus4 A Aadd9* A |
① | G | G D/F# Em7 | D(Intro~
② | B A | G D/F# | Asus4 | A |
Guitar Solo
ソロ終わりのキメ
| G D/F# Em7 | D |
Em7=022030
Asus4=X02230
A=X02220
Aadd9 (*Asus2)=X02200
G=320033
D/F#=2X0232
*↑の映像がショートカットされてて、2ヴァース目を飛ばしてソロなんですよネ。
スッカリそんな事忘れててそのままコピーしちゃったんで、訂正しましたw
*イントロ&Aメロ部分はDのフォームのままsus4のアクセントに加え、ベース音がD→C→B→Gと動くロックギターお約束のパターンです。音を聴いて掴んでくださいネ。
と、譜割りの表現が面倒クサ過ぎますが、細かいところは置いといてザックリこんな感じでしょうか。
このDメロのEm7
当時、フォークなベタな方のEm7しか知らなかった私は、衝撃やったなぁ(笑)
ソロなんか数十年ぶりに弾いてみてください。
もう、ニヤケてしまいますからwww
ココから37年かぁ。。。
コンピューターが音楽制作現場に本格導入され、音楽の作り方そのものが全く変わってしまった。
ちょうど過渡期だった事もありますが、私が知ってるたかが二十数年前からの進化を見ても尋常じゃない変化デス。
それは良い面もあり、悪い面もある。
トムショルツは、37年前と同じスタジオで同じ機材を使って今回も制作しているらしい。
一人で多重録音するなら欠かせないガイドとしてのクリックは、未だ、手拍子で入れてるんですかネ?(笑)
コンピューターを用いたデジタルレコーディングが当たり前の昨今、100%アナログに拘った「2013年のボストン」はどんな事になってるのか?
デジタルの可能性を理解しつつも、アナログを心より愛する元エンジニアとしては非常に興味深い。
産業ロックだの、プログレハードだの、アメリカンプログレだの、ナンダカンダ未だにいろいろ云われますが、、、
時空が歪んだ男が作り出す作品は、時空を超えても尚、不変なのである。^^
