リビングストーン教会木曜礼拝2016.10．6
主題：破られた契約
0pt">私達は列王記上を通して、最も繁栄し、強大な国家を築いたソロモン王でさえも、罪に倒れて主に不従順する姿を見る事ができます。
列王記上11:9ソロモンの心は迷い、イスラエルの神、主から離れたので、主は彼に対してお怒りになった。主は二度も彼に現れ、11:10他の神々に従ってはならないと戒められたが、ソロモンは主の戒めを守らなかった。11:11そこで、主は仰せになった。「あなたがこのようにふるまい、わたしがあなたに授けた契約と掟を守らなかったゆえに、わたしはあなたから王国を裂いて取り上げ、あなたの家臣に渡す。11:12あなたが生きている間は父ダビデのゆえにそうしないでおくが、あなたの息子の時代にはその手から王国を裂いて取り上げる。11:13ただし、王国全部を裂いて取り上げることはしない。わが僕ダビデのゆえに、わたしが選んだ都エルサレムのゆえに、あなたの息子に一つの部族を与える。」
0pt">ソロモンは数多くの異邦人の女性と結婚し、偶像崇拝を導入してしまい、自らも偶像崇拝に陥りました。神が与えた律法に、従うことに失敗しました。結果としてイスラエル王国は息子レハブアムの時代に南北分裂します。そこから数多くの王が次々と起こされました。北イスラエル王国は19名、南ユダ王国は20名の王が立てらましたが、誰一人として、主が命じられた、『永遠の王国』を建て上げる条件である、『まことをもって、心を尽くし、魂を尽くして主の道を歩む』ことに失敗したのです。そして北はアッシリア、南はバビロンにより捕囚され、ダビデ王家は断絶したように思えました。罪深い人間から生まれる王からは、決して主の御心に適う王が現れないことを聖書は語ります。
mso-font-kerning:0pt"> 0pt">契約の回復の預言
0pt">それでは、主が『永遠のダビデ王国』の契約を成就するために行われた方法は何だったでしょうか？それは『真の王である神の直接介入』でした。アモス書にはこのように預言されています。
アモス9:11その日には／わたしはダビデの倒れた仮庵を復興し／その破れを修復し、廃虚を復興して／昔の日のように建て直す。9:12こうして、エドムの生き残りの者と／わが名をもって呼ばれるすべての国を／彼らに所有させよう、と主は言われる。主はこのことを行われる。
0pt">ここには、主ご自身がダビデ王国を復興し、栄光を取り戻すこと、それだけではなく、異邦人の諸民族もまた、ダビデの王国に属するものになることを意味しています。その為には、神の契約にある通りに、主の掟を完全に守る、真の王の到来を待つ必要がありました。旧約聖書はそのようにして、神の約束を成就させる、真の王、真のダビデの到来を予告し始めます。