リビングストーン教会主日礼拝2016.10.2
聖書本文:使徒言行録24章1節~27節
主題:エルサレムからカイサリアへ

 

使徒パウロはエルサレムの神殿において、ユダヤ人に捕らえられ、殺されそうになりました。しかし、主の導きと守りにより、パウロはユダヤを支配するローマ兵士たちによって守られ、カイサリアに送られました。カイサリアは名前の通り、ローマ皇帝の名前であるカエサルにちなんでつけられた植民都市です。首都ローマから派遣された総督が、カイサリアに滞在してユダヤ地方を支配することになっていました。当時、ユダヤを治めるヘロデ・アグリッパ王はいましたが、彼は操り人形にすぎません。実際的な支配者であるローマ総督が、ユダヤ人を裁く権利をもっていました。それはこの時代よりも約20年前に、ローマ総督ポンテオ・ピラトがイエスに死刑の判決を下す権利を持っていたのと同じことであります。パウロはカイサリアに護送され、ローマ総督フェリクスのもとで裁判の席に着くことになりました。1節~9節は、ユダヤ人の祭司たちによるパウロの告発の場面であります。

 

使徒 24:1五日の後、大祭司アナニアは、長老数名と弁護士テルティロという者を連れて下って来て、総督にパウロを訴え出た。24:2パウロが呼び出されると、テルティロは告発を始めた。「フェリクス閣下、閣下のお陰で、私どもは十分に平和を享受しております。また、閣下の御配慮によって、いろいろな改革がこの国で進められています。私どもは、あらゆる面で、至るところで、このことを認めて称賛申し上げ、また心から感謝しているしだいです。24:3パウロが呼び出されると、テルティロは告発を始めた。「フェリクス閣下、閣下のお陰で、私どもは十分に平和を享受しております。また、閣下の御配慮によって、いろいろな改革がこの国で進められています。私どもは、あらゆる面で、至るところで、このことを認めて称賛申し上げ、また心から感謝しているしだいです。24:4さて、これ以上御迷惑にならないよう手短に申し上げます。御寛容をもってお聞きください。24:5実は、この男は疫病のような人間で、世界中のユダヤ人の間に騒動を引き起こしている者、『ナザレ人の分派』の主謀者であります。24:6この男は神殿さえも汚そうとしましたので逮捕いたしました。閣下御自身でこの者をお調べくだされば、私どもの告発したことがすべてお分かりになるかと存じます。」24:9他のユダヤ人たちもこの告発を支持し、そのとおりであると申し立てた。

 

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