リビングストーン教会礼拝説教2016.7.31

聖書本文 使徒言行録20:1〜16 主題 使命とビジョンに向かって 4.神からの慰めは、私達を使命とビジョンに向かって、力強く前進させるものである。 トロアスからミレトスまでの船旅(13-16節)   20:13さて、わたしたちは先に船に乗り込み、アソスに向けて船出した。パウロをそこから乗船させる予定であった。これは、パウロ自身が徒歩で旅行するつもりで、そう指示しておいたからである。20:14アソスでパウロと落ち合ったので、わたしたちは彼を船に乗せてミティレネに着いた。20:15翌日、そこを船出し、キオス島の沖を過ぎ、その次の日サモス島に寄港し、更にその翌日にはミレトスに到着した。20:16パウロは、アジア州で時を費やさないように、エフェソには寄らないで航海することに決めていたからである。できれば五旬祭にはエルサレムに着いていたかったので、旅を急いだのである。   パウロは神から与えられた目的に向かって走っている。それはエルサレムに行き、そのあとにローマに行き、更には地の果てであるスペインに行くことである。   パウロの手紙の最初の二つ、ローマ書とコリント書は共にこの第三次宣教旅行で書かれました。コリント信徒への手紙はエフェソで書かれ、ローマ信徒への手紙はコリントで書かれたと言われている。   ローマ1:10何とかしていつかは神の御心によってあなたがたのところへ行ける機会があるように、願っています。   ローマ15:23しかし今は、もうこの地方に働く場所がなく、その上、何年も前からあなたがたのところに行きたいと切望していたので、15:24イスパニアに行くとき、訪ねたいと思います。途中であなたがたに会い、まず、しばらくの間でも、あなたがたと共にいる喜びを味わってから、イスパニアへ向けて送り出してもらいたいのです。15:25しかし今は、聖なる者たちに仕えるためにエルサレムへ行きます。15:26マケドニア州とアカイア州の人々が、エルサレムの聖なる者たちの中の貧しい人々を援助することに喜んで同意したからです。15:27彼らは喜んで同意しましたが、実はそうする義務もあるのです。異邦人はその人たちの霊的なものにあずかったのですから、肉のもので彼らを助ける義務があります。15:28それで、わたしはこのことを済ませてから、つまり、募金の成果を確実に手渡した後、あなたがたのところを経てイスパニアに行きます。15:29そのときには、キリストの祝福をあふれるほど持って、あなたがたのところに行くことになると思っています。   パウロは、神からの励ましと慰めを確かに頂いていました。クリスチャンが持つビジョンは何でしょうか?この世の人々が、自分の才能や経済力、人間関係をもとにして計算するビジョンとは違います。パウロのローマへの宣教、地の果てであるスペイン宣教のビジョンは、神からの慰めと励ましが確かにあることを前提としたビジョンであり、願いでした。パウロもまた弱い者です。人間の知恵や知識が役に立たないことを十分に悟っていました。パウロがローマ、スペインにまで宣教するというビジョンは、彼の学者としての知識や実力に基づいて出した計画ではありません。主が私をいつも力づけ、励まして下さることを確信していたからこそ、できた計画です。(説教者:小倉隆志牧師)

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