リビングストーン教会礼拝説教2016.7.17
聖書本文 使徒言行録19:1〜20
主題 この世の偶像からの解放
エフェソで救われたクリスチャン達は、そういう霊的なバックグラウンドの中で救われたということです。人々が占いや魔術を通して、心の平安、確信を得ようとしてお金を費やしている環境です。私達は、だからこそ、使徒パウロがエフェソ信徒への手紙をこのような文章から始めているのかを理解できます。
エフェソ1:4天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。1:5イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。
そこには、まさにエフェソの人々の為に必要な言葉が書かれていました。それは、私達は天地創造前からの神の選びによって救われているということです。ユダヤ人は血筋や律法を守る行いを通して天国の確信を得ようとしたでしょう。エフェソの民衆は、占いや魔術に多額のお金を費やしながら、心の平安と確信を得ようとしたでしょう。しかし、クリスチャンはそうではありません。自らの力に頼るのでも、魔術や占いに頼るのでもありません。私達を愛して、天地創造前から選んで下さった、三位一体なる神様に信頼するのです。それがクリスチャンです。パウロはエフェソの人々に手紙を書きました。それは、クリスチャンは、天地創造前から父なる神に愛され、選ばれた者であるということ、その救いは神の子イエスの十字架と復活を通して、既に成し遂げられたこと、そしてその救いは、私達の内におられる聖霊様を通して、確かなものとされていること。これがパウロがエフェソの人々に書いた内容でした。エフェソの人々は、占いや偶像崇拝の中で、心の平安と確信が常に揺るがされる危険がありました。そのようなエフェソのクリスチャンに対して、救いは神からの一方的な愛と選びによること、その救いは人間ではなく、キリストにより成し遂げられ、聖霊様がそれを保証していることを書きながら、エフェソの人々に確信を持つように、決して揺り動かされないように勧めたのです。それは日本で生きる私達にも必要な勧めであり、確信であります。
彼らはイエスを信じて、偶像や魔術から解放されました。それゆえに、彼らは今まで、大切に握りしめていた魔術や占いの本を焼き捨てたのです。そのような魔術や占いが、私達に平安や幸せをもたらすのではなく、救い主イエスこそが、私達に本当の幸せをもたらすお方であることを悟ったからです。彼らは偶像からキリストに立ち返りました。霊的な暗闇から光へと立ち返りました。彼らの心はキリストの光に照らされ、この世の偶像から自由になりました。それは私達も同様に言えることです。私達の平安と幸福はどこから来るでしょうか?エフェソの人々が頼った魔術や占いから来るのではありません。またこの世の富や権力や、人間関係から来るのでもありません。私達の真の幸いは、私達を天地創造前から愛して、選ばれた神から来ること、その救いは決して揺るがないことを信じて感謝しましょう。エフェソのクリスチャンは常に霊的な戦争状態にありました。それゆえにエフェソ6章で、霊的な戦いの為に、神の武具を身に着けるようパウロは命じています。私達の心の平安は、日々揺るがされているでしょうか?確信と幸せの源はどこから来るか、日々神に信頼しているでしょうか?
私達が日々信仰の中で勝利することは、新しい方法や新しい知識を日々覚えることではありません。救いの確信であり、土台である神に対して、キリストが成し遂げた救いのメッセージに日々立ち返ることです。それを通して私達は、揺るがない確信を得て、この世の空しい知識や偶像から離れることができると信じます。
エフェソの人々がしたように、私達が焼き捨てるべき、この世の知識や、この世の偶像、神様以上に頼ろうとしている何かがあるでしょうか?エフェソの人々は、私達の心を揺るがす間違った知識、この世の偶像を焼き捨てました。徴税人ザアカイはお金から自由になりました、サマリアの女は異性に縛られた関係から自由になりました。私達もまた、キリストに日々信頼することを通して、この世のあらゆる空しい知識や空しい関係から自由になると信じましょう。エフェソの人々は、救い主イエスに信頼することを通して自由になりました。その結果が20節です。
19:20このようにして、主の言葉はますます勢いよく広まり、力を増していった。
私達もまた、日々、神の言葉とキリストの福音に信頼し、私達を通して主の言葉が日本の地、東京の地においてますます勢いより広まり、力を増すことができるよう祈ります。
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