高田馬場リビングストーン教会礼拝説教

聖書本文 第一ペテロの手紙3:8〜14
主題 人を恐れるな

イエス様が言われました。
マタイ10:28体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。
マタイによる福音書にあるように、敵はクリスチャンの体を傷つけることはできても、魂まで危害を加えることはできないのです。第二次世界大戦のとき、クリスチャンである少年がナチス・ドイツ軍の軍事行動に参加することを拒否しました。軍人は少年に言いました。『私達はお前を殺す事もできるのだということをお前は知らないのか?』それに対して少年はこのように答えました。『僕がキリストの為に死ぬことができるということをあなたは知らないのですか?』軍人は少年を殺すことができると脅しました。しかし少年は『わたしはキリストの為に死ぬことができる』と答えました。どんなに力強い答えでしょうか?この世のあらゆる権力者、独裁者が人々に対して言う言葉、究極的な脅しの言葉、最も強制力ある言葉は、『俺の言う事に従わなければ、あなたを殺す、命を奪う』というものでしょう。歴史上、どんなに多くの人々がこの脅しの前にひざまずいて、自分の信仰を曲げたでしょうか?しかし、ある人々はそれらの権力や武力に打ち勝ちました。少年は『私はキリストの為に命を捨てることができる』と言いました。最も人々が恐れているその脅迫の言葉の前にも、信仰ある人々の『魂』を奪うことはできないのです。本当の意味でクリスチャンの信仰に危害を加える事はできないのです。これが信仰の力です。もちろん、多くの人々が殺されたでしょう。しかし、最終的に独裁者、権力者はクリスチャン達を傷つけることはできなかったのです。映画『クォバディス』を見た事があるでしょうか?ネロ皇帝の時代に多くのクリスチャンが殉教しました。ある者はライオンに食われ、ある者は火で焼かれました。しかし、彼らは主を賛美し、感謝ながら天に召されました。彼らの魂までは殺す事はできなかったのです。同じように、この世の人々の攻撃に対して、恐れるなとペテロは励まします。

3:14しかし、義のために苦しみを受けるのであれば、幸いです。人々を恐れたり心を乱したりしてはいけません。

ペテロは義の為に苦しみを受ける人は幸いであると言っています。まさにイエス様が山上の説教で語られました。

マタイ5:10義のために迫害される人々は、幸いである、/天の国はその人たちのものである。5:12喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。

ペテロは30年前に聞いたイエス様の御言葉をはっきりと覚えていたはずです。そして主が語られた通りに、兄弟姉妹に語りかけています。

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