リビングストーン教会主日礼拝2015.1.17

聖書本文:使徒言行録10章9節~33節
主題:ペテロとコルネリウス
 

使徒言行録ダイジェスト

おはようございます。今日から久しぶりに使徒言行録の講解説教が再開します。以前最後の使徒言行録のメッセージが昨年11月22日なので、ほぼ2カ月ぶりのメッセージになります。私自身も以前何をメッセージしたのか確認したほどなので、皆さんもどの辺りまで聞いたのか、あいまいではないでしょうか?前回は10章1節から16節までメッセージしました。今日はだいぶ時間が空いているので少し戻って9節から33節まで御言葉を分かち合いたいと思います。使徒言行録は1章8節にあるように、聖霊が降られ、力を受けたクリスチャンたちを通して、エルサレムからユダヤとサマリアの全土へ、そして地の果てまで福音が述べ伝えられる歴史であります。私達は2章で聖霊がエルサレムに下り、更にはパウロたちのクリスチャン迫害を通して、散らされたユダヤ人たちがサマリアに福音を述べ伝える過程を8章で見ました。そのクリスチャン迫害の第一人者であったサウロが、ダマスカスで回心し、異邦人宣教師として変えられていく姿を9章で見ました。そして昨年の最後の説教で読み始めた10章では、ユダヤ地方を支配していたローマ帝国の百人隊長コルネリウスに主の御使いが働きかける場面を見る事ができました。そして時を同じくして聖霊様はペテロに働きかけ、今までユダヤ人が汚れているとして遠ざけて、いわゆる汚れた動物を食べるようにとの幻を見ました。その幻の意味は、ユダヤ人が今まで汚れているとして遠ざけて来た異邦人を受け入れて、共にキリストの福音の恵みを分かち合いなさいというものでした。

ペテロとコルネリウス

今日の本文では、神の御言葉を伝えようとして準備している人ペテロと、神の言葉を聞きたいと準備している人コルネリウスの出会いを見る事ができます。一人はユダヤ人であって異邦人を汚れたものとして遠ざけて来たペテロです。もう一人はローマ人であって、ローマ帝国の軍人として、ユダヤを支配している人物の一人でした。本来ならばユダヤ人はローマ人を汚れていると軽蔑し、ローマ人はユダヤ人に対して、占領されているにも関わらず、ローマの神々を信じないで頑なにただ一人の神を信じ続ける頑固で愚かな民族だと軽蔑していたでしょう。そのようなお互い受け入れられるはずもない2つの種類の人々が、聖霊様の導きにより、同じ心で神の前に進み出る姿を今日の本文を通して見る事ができます。

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