不思議な(Wonderful)神様

東京リビングストーン教会木曜礼拝2015.12.3

聖書本文:士師記13章

主題:不思議な(Wonderful)神様

ローマ 8:28神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。

とあるとおりです。偉大な神の救いの歴史の中で、サムソンもまた、神のご計画に従って召された者であることを示しています。そして彼のあまりにも足りない点がありながらも、神は全てを働かせて御旨を成し遂げて下さいました。それゆえに、私達はまず私達にそれぞれ与えられている尊い主の計画があることを信じましょう。それは私達の能力や品性、家庭環境とは関係なく、主が前もって定められたものであります。もちろん、私達の今現在の性格や能力が、主の計画を妨げることはあるでしょう。しかし、私達はサムソンに対して主が偉大な力をもって働かれたように、同じように弱い私達にも働かれて、東京リビングストーン教会の兄弟姉妹にも働かれて、主の使命を成し遂げるように導いて下さることを信じましょう。それが主の不思議な働きであります。

13:17そこでマノアは主の御使いに、「お名前は何とおっしゃいますか。お言葉のとおりになりましたなら、あなたをおもてなししたいのです」と言った。13:18主の御使いは、「なぜわたしの名を尋ねるのか。それは不思議と言う」と答えた。

主なる神様はその名を『不思議』であると答えました。これはただ分からない、ミステリーであるという意味だけに留まりません。この不思議のヘブライ語はp̄e·li という言葉ですが、士師記ともう1か所詩篇139編6節にも出てきます。

詩篇139:6その『驚くべき知識はわたしを超え』あまりにも高くて到達できない。

また英語のNLT訳では "It is too wonderful for you to understand."

と訳されています。あまりにも素晴らしくて理解できないということです。

日本語で言えば、ワンダフルは素晴らしいとも言えるし、Wonderという言葉自体が驚きと不思議を意味します。ワンダフルとは、素晴らしいという意味だけではなく、驚きと不思議に満ちているということです。それは人間の知恵と知識を超えるものです。だからこそ、私達はサムソンのような足りない者を生まれる前からイスラエルの解放者と定めて、用いられる主が本当に不思議であり、また素晴らしいお方であると告白しなければなりません。そして同様に、私達のように罪深い足りないものを神の子になるように定めて、用いようとされる主が不思議なお方であると同時に、人間の人知を超える素晴らしいお方であることを告白する私達になりましょう。私達が信じる主なる神様は人間の知識と常識を超えた方であり、その方は不思議な方であると同時に素晴らしい方であります。その方が私達の人生にも聖霊を通して力強く働かれ、弱く足りない私達を通して主が御業を成し遂げて下さることを信じて前進しましょう。サムソンはあまりにも足りない者でした。しかし、

13:25主の霊が彼を奮い立たせ始めたのは、彼がツォルアとエシュタオルの間にあるマハネ・ダンにいたときのことであった。

にあるとおり、主の霊がサムソンを奮いたたせて彼は行動しました。誰も戦おうとしない絶望とあきらめの時代に、彼は自らの足りなさを超えて働かれる聖霊様と共にただ一人で戦いました。同じように今も私達の周りに共に戦ってくれる人はすくなかったとしても、主の霊が私達を奮い立たせ、用いて下さることを信じてまた明日からそれぞれの生活の現場に遣わされ、イエス・キリストの証人、福音をのべ伝える者としての役割を果たすリビングストーン教会の兄弟姉妹になりましょう!