6.最後に霊の剣(神の言葉)であります。6:17また、救いを兜としてかぶり、霊の剣、すなわち神の言葉を取りなさい。

唯一の攻撃の武器が霊の剣である神の言葉でした。イエス様はバプテスマを受けて、40日間荒れ野をさ迷いながら、サタンから誘惑を受けました。それらの全ての誘惑をイエス様は御言葉を通して退けました。

石をパンにしたらどうだといわれた時、「人は、パンだけで生きるのではない、人は主の口から出る神の言葉で生きる」と撃退されました。神殿から身を投げてみろと誘惑された時「主を試してはならない」との言葉で対応されました。自分を拝めばこの世の全てをあげようという脅しに対しては、「ただ主に仕え、主に従いなさい」(申命記6:12-13)と言い、申命記の御言葉を通してサタンを打ち負かしました。この御言葉はでたらめに使われたのではなく、その時の状況に応じて、聖霊様の導きの中で最も相応しい御言葉を語られてサタンを退けました。つまり、神の言葉を取りなさいというのは、ただ聖書の知識を増やすということではなく、様々な状況で、最も相応しい御言葉を用いられるよう、聖霊様の導きの中で語りなさいということであります。私達には神の言葉が与えられています。しかし66巻の聖書の言葉は、聖霊様の導きと聖霊様の感動によって一人一人の心に届く事を信じます。

ヘブライ4:12というのは、神の言葉は生きており、力を発揮し、どんな両刃の剣よりも鋭く、精神と霊、関節と骨髄とを切り離すほどに刺し通して、心の思いや考えを見分けることができるからです。

私達は、与えられている聖書の御言葉が最大の武器である事を確信しましょう。しかし、どんな剣も研ぐ必要があります。研磨する必要があります。剣は十分に切る事ができるように日々管理されなければなりません。私達に与えられた御言葉の剣は、私達の執り成しの祈りと、聖霊の感動を通して、人々の心を刺し貫くことができます。またあらゆる誘惑を退けることができます。真理の御言葉によって勝利しましょう。

今は黙示録で警告されている終わりの時代が間近に来ています。様々な偽預言者、あらゆる間違った教え、色々あります。私も再びキャンパスで伝道していますが、ある大学で伝道していたら、摂理(JMS)の学生に会いました。本当に真面目そうな学生なので、話したら教会に通っていると言いました。そして摂理だと言いました。彼は日曜、水曜、金曜は礼拝に参加して朝も祈りに行っていると。それで伝道は自分の使命であると言いました。早稲田には50名の学生信者がいると言っていました。彼も最初は抵抗感があったけれども、礼拝に参加して御言葉を聞いたら、考えが変わったと証ししていました。この話を聞きながら、私も悔い改めることが多かったんです。真の神の御言葉、イエス・キリストの御言葉こそが人の考えを変え、人生を正しく変えることができるはずであります。このような霊的な戦いが日本である中で、私達は福音を握りしめて出ていかなければなりません。正直、色々な種類の争いがあります。今年は色々な教会の中での争いもあったでしょう。しかし、それらは無益です。私達が戦う相手は、人々を神の御言葉から、真理から、救いから遠ざけようとするサタンであって、人間ではありません。自分達が福音の真理をのべ伝えない間にも、多くの人々は間違った教えの方に心を奪われて行くのであります。私達は心をどこに向けるべきでしょうか?日本は今持って多くの人が真理を知りません。それゆえに、非真理、ゆがめられた真理がまるで真理であるかのように人々の心を捕らえてしまう時代でもあります。だからこそ、真の真理の光を輝かせねばなりません。100%の真理を聞いたことがなければ、人々は90%の真理を真の真理だと錯覚してしまいます。私達には100%の真理を述べ伝える素晴らしい権利があり、責任があります。どうか私達に委ねられた神の御言葉をもって、真理と神の義と信仰による救いで武装し、勝利する私達東京リビングストーン教会になりましょう。

{4AC02704-C3BB-4DE6-83AA-BBA572BEAA92}