昨日は東京リビングストーン教会で英語で聖書を学ぶEnglishBibleクラスが開かれました。自分も海外での留学経験もないし、ネイティブでもないのに英語の聖書勉強を導くのは簡単ではありまえん。

自分自身を振り返れば、大学の受験英語を飛び出して、本格的に英語を学び直したのはあるアフリカのケニア人の留学生との出会いが大きい。彼は約4年前に日本に来日したのだが、その目的は山梨県の某大学において、箱根駅伝に出場する大学駅伝チームを助けるためだ。彼は来日した当初はほとんど日本語が話せなかった。

私もその時は山梨県の甲府市に住んでいたのだが、その彼は真面目なクリスチャンで、礼拝できる場所を探していたのだが、なにしろ日本語が分からなかった。そんな中で彼と知り合うようになり、英語でコミュニケーションをとるようになったのだ。そのとき私が勤務した教会は、日本人の信徒がほとんどいなかった。必死な思いでアフリカ人でありながら、聖書を、イエス・キリストを信じる彼のために英語で聖書を教え、悩みを聞き、彼のために祈ってあげたことを覚えている。それは受験英語をはるかに超えて、聖書の専門的な言葉を英語で学び、聞き、教えることであった。

どうしたら英語の実力がアップするのか、何よりも必要に駆られること』が第一だろう。趣味程度では上達は難しい。彼との英語を通した聖書の分かち合いは本当に感謝だった。同じ日本語が話せる日本人同士では聖書のことで何の話が通じなくても、彼はアフリカ人で肌の色も違い、文化も言語も違いながら、彼とは心の深いところで通じるのを感じたのだ。

彼は今年大学を無事に卒業し、日本のある地方にある有名企業で実業団として走ることになる。今年からは日本の実業団陸上選手権で、もしかしたらオリンピックで彼の姿を見ることができるかもしれないと期待している。それまでにもっと英語の実力を上達させたいと思い、教会の英語クラスにも力を入れている。

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