前回、復活の最初の証人は女性達であったと書きました。彼女らは数にもカウントされない、裁判でも有効にならない弱き人々です。しかし確かに彼女らが最初に見ました。
では男たちはどうだったでしょうか?肝心の彼等はキリストの受難に対して非常に消極的でした。まず、弟子達はキリストが逮捕された時、皆逃げ出しました。仲間だと見なされるのが怖かったからです。彼等は皆、臆病者で自己保身に走りました。
それは私達人間の姿です。
しかし、驚くべきことが起こります。キリストの死の約一ヶ月後、弟子達は突然大胆になり、キリストの復活を証言し始めました。
彼等は死を恐れずに大胆に語りました。事実、多くの弟子達はキリストの復活の証言ゆえに殺されました。しかし、彼等は命をかけて復活のキリストを証ししました。
一体誰が、嘘のために命をかけるでしょうか?
もともと臆病な彼らに、何が起きたのでしょうか?復活という劇的な出来事以外に、彼等の人生と行動を変える要因を見つけることが出来ないのです。