イースターはイエス・キリストが十字架で死んだ後に三日目に復活した日曜日を記念する日です。
暦の上では今日が『聖金曜日(Good Friday)』として、キリストが十字架で私達の罪の身代わりに死なれた日です。

ユダヤではその当日も含めて一日目に数えるので、三日目は日曜日に当たります。

世界中でお祝いされるイースターですが、そもそも『キリストは本当に復活した』のでしょうか?

私はクリスチャンになる前に、一番これが信じられませんでした。非常に非科学的であり、非現実的なおとぎ話、作り話のようであると思いました。聖書を読んでみると、非常に数多くの奇跡が出て来ます。モーセが紅海を割って、その道を渡ったとか、イエスが目の見えない人、足の不自由な人を癒したとかです。数々の奇跡が出て来ますが、もちろんそのような事は科学的には起こり得ないことです。

科学の時代にこんなことを信じる人がいるのか?クリスチャンは頭のおかしい人々か?と思いました。二千年前の、科学が何であるかを知らない時代ならまだしも、科学が十分に発達して、論理的に物事を考える現代に、なぜこのような奇跡を信じるクリスチャンが世界中にいるのかと、不思議でしょうがありませんでした。

しかし今、私はキリストの復活を信じています。私はかつで大学で科学を学んでいたので、非常に懐疑的な人間です。科学者の基本姿勢は『疑う』ことです。しかし、私も聖書を学ぶことを通して、復活を『確信』することができるようになりました。もちろん、数多くの疑問を投げかけました。自分なりに昔の文献や資料を調べたこともありました。そのような中で、復活を確信することができるようにはなりました。それがクリスチャン信仰の始まりだったと言えるでしょう。

ここで言いたいのは、私達現代を生きる人間は「キリストの復活」という出来事を、『確認』はできないけれども『確信』することはできる、ということです。

どのようにして科学を学んでいた私がキリストの復活を確信できるようになったのか、これから少しずつ書き記していきたいと思います。