Dr『ALTA注射療法は日帰りの治療ですが、痔核全体をとらえて注射する位置を決めなくてはいけません。このため、肛門の力がしっかり抜けるようにするために、麻酔が必要です。当院では腰椎麻酔で行います。
ですので、腰椎麻酔をかけても良い全身状態かどうか、術前検査を受けていただきます』
検査は、血液検査、心電図、胸のレントゲン検査。
そして、これは実は予想外だったが、S状結腸までの内視鏡検査。大腸ガンや腸炎など、注射しちゃいけない病気を除外するために必要なんだそう。
おしりから内視鏡を入れられるのは初めてなのでちょっとびびったけど、内視鏡自体は女性の小指くらいの太さなので痛みはなし(⬅もっとも、もっと奥、大腸全部検査する場合は始めから痛みどめの注射をするらしいです)。1回浣腸するだけで、下剤飲んだりもしないから苦しいこともなくて良かった。見てもらった範囲にはガンも無かったしラッキー

Dr『はい、心電図レントゲン異常なしですね。血液検査も今分かるレベルでは問題ありません。治療は1日入院、朝10時半頃においでいただいたらベッドへご案内します。準備ができたら手術室で腰から麻酔をかけ、痛みが無いことを確認、注射治療自体は10分くらいで終わります』

Dr『当院では腰椎麻酔をするためにまず局所麻酔をするので、痛みはその局所麻酔くらいですね。ただ、ごく稀に、腰椎麻酔の針が神経を刺激して痛いことがあるらしいです。
腰の麻酔での痛みの噂は私も聞いたことがありますが、局所麻酔をしない施設だからなのか、神経に当たってしまった方がそういう噂をしているのかが分からないんです。痛く無かった方は、わざわざ痛く無かったよとは言わないものですし…』

Dr『注射療法が終わったらお休みするベッドへ戻ります。約3時間で麻酔がきれますので、痛みや腫れは無いかと歩けるかを確認、問題なければご帰宅いただけます。翌日は診察に来ていただきますが、その後は基本的に大きな禁止事項はありません。あ、走り回るなどの運動は数日控えて下さい。腰椎麻酔の後は、あまり早期に動きすぎると麻酔後頭痛という合併症を起こすことがあります。これも起こった時は改善する方法が分かってますので心配いりませんが、やはり起こらない方が良いですからね』
このあと、手術日の決定と時間の確認、当日は朝食は摂らずに行くこと、持病の確認、風邪を含め何か新しい病気で薬を飲むことになった場合は連絡すること、その他分からないことや異常を感じた場合の連絡方法等を聞いて帰宅。
…はぁ、目まぐるしい1日だった。
朝に家を出た時には、手術なんて考えもしてなかったのになぁ…

まぁでも。注射ぐらいでこの痔の脱出がなくなるならいぃじゃん

…正直言うとやっぱりヤだけど。でも、切り取っちゃう手術よりはラクなはずだよね

うん。
注射終わったら、もう再発しないように頑張ろっと
