
おわら風の盆は、9月1日~3日、富山市八尾で行われる祭り

町中の機能はおわら一本に集中するため、学校も会社も休み

『おわら』という名前の起源には諸説ありまだ定まりませんが、祭り自体は1703年に始まったという記録が残っている。
二百十日の風を治め五穀豊穣を祈り、楽器をならし、唄い、踊り、町中をゆっくり練り歩く

『町流し』が祭りの基本です。
楽器は胡弓、三味線、太鼓

それに唄、男踊り女踊り

踊り手は深く編笠をかぶって

そりゃもう美男美女揃い(笑)
唄は、古謡まで探すと1000以上の歌詞があるんだそうですが。
八尾の地元民以外は、富山県民ほとんどはその歌詞を知りません。
なんせ、めっちゃ節回しが難しい(ノ゜ο゜)ノ
ただ『長バヤシ』と言われる部分は分かりやすく唄いやすい

『越中で立山 加賀では白山
駿河の富士山 三国一だよ

『見送りましょうか峠の茶屋まで

人目がなければあなたの部屋まで

『三千世界の松の木ァ枯れても
あんたと添わなきゃ 娑婆に出た甲斐がない

こんな歌詞で、しかも踊り手は26歳までの若い男女な訳ですよ

各地の夏祭りとはまた違う風情が楽しめます

八尾は更に、11の町に分かれ

それぞれの町ごとに違う習わしがあり、流しの形もみんな違う

ある町には、娘よりもっと若い少女踊りがあったりとか

全部見るには、縦に長い八尾をうまく移動しなきゃいけない

一生に一回、いや、何度でも

是非ともお出かけになって
