前回の『肛門までまだ便がおりてきていない』のにトイレに行くから長くなる、という話ですが。

肛門まで便がおりてこない理由のうちで、医師が忘れてなならないことは。
直腸などに、便が肛門へ降りてくるのを邪魔するものがないかどうかということです。

炎症やがんなどで、腸が狭くなり、便の通過が妨げられ、肛門まで便がおりてこられない、ということはないか?

こういう病気は、頻度は高くはないのですが、見落とせば命にかかわることにもなるので。
診療する医師は常に、このことを頭においておかなくてはならないのですねニコニコ

とはいえ、やはり多くは『まだ』おりてきていないという状態ニコニコ

例えば、学校や会社に行く前にすませたいとかで、便意もないのにトイレに行けば、出るまでに時間がかかるのは当然ひらめき電球

この場合は、できれば早起きをして、朝食をしっかり摂り、冷たい水で胃腸を刺激するなど、腸を動かして便を肛門へ押し出すようにしてからトイレに行くのが理想です。
腸が動く力を利用すれば、すっきり直腸内の便がすべて押し出され、気持ちよ~く排便を終えることができるのですねドキドキ