見下ろすにゃん

布団の頭側の少し先に、小さなCDラックがあります。
奥行きはちょうどそのCDの幅しかない、狭くて小さな棚なのに



…やっぱり乗るのね、キミタチは

ちびにゃん、キミに見下ろされるのなんかヤなんだけど



『ツーン』
はいはい、かっこいいからちびにゃんキレイだよ

でもまぁ、ちびにゃはまだ良い

…みけにゃん
棚の上のもの全部なぎたおし払い落とすのやめてちょうだいよ全く



『だってだってあたちの乗るトコないんだものっ』

…まぁ確かに
あんたとちびにゃんじゃ、幅やら厚みやらが違いすぎるものね

なぜそうまでして乗らなきゃいけないのか、猫界にはそういう決まりがあるとしか思えませんよね、ったく

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