(その①はこちら⇒


下剤は、口から摂取し、大腸に届くと、大腸を刺激して動かすことで、排便を促す。

一般に薬局などで簡単に手に入るものは、アントラキノン系と言われる植物を原料にした生薬のことが多い。
中でもよく使用されるのは、センナ・ダイオウである。

センナは西洋の生薬下剤で、効果が高くまた比較的手に入りやすい。

錠剤になった下剤はもちろん、そのものズバリのセンナを煎じた粉末やセンナ茶。
あと、『痩せるお茶』などに入ってることも多いようだ。『宿便がたくさん出て痩せる』と謳っているものに多い。

漢方薬系の下剤は大黄(ダイオウ)である。
便秘薬はもちろん、一般に痔の飲み薬とされているもの、あと便秘で脂肪の多い人向けの漢方薬にも少し入っている。

この他、アロエは、ビタミンなどが豊富で健康食品(ジュースなど)としてよく用いられているが。
実はアントラキノン系の成分を含んでいるため、下剤としての作用もあると考えられる。
…とは言っても、どのくらい食べれば、もしくはどのくらいジュースを飲めば下剤として有効なのかははっきり分からないのだけれど。

いずれにしても、キーワードは『自然』『植物』『生薬』…『生薬だからゆっくり穏やか』という表現をしていたりもする。

しかし、よく考えれば。
タバコも大麻も、トリカブトだって植物だ。
生薬だから身体に優しいというのは、主にイメージの問題ではないのか。

それが、『生薬だから身体に優しい』ので、たくさん飲んでも大丈夫という思い込みにつながったりはしないだろうか。
『お茶』や煎じた植物の形をとっていると、その『自然のものだから』『薬じゃないから』とイメージ先行で度を越してしまうことはないのだろうか。

何より問題は、そうして『生薬だから安心』と安易に使用し、排便を改善する努力をしなくなってしまい。
下剤で腸を刺激し続けることで。気付いたら『下剤なしでは腸が動かなくなってしまう』ことはないのか。

私はそれがとても不安である。

あー、やっぱりまだ続きますねぇ、この話も('_')
よろしくお付き合い下さいませ。

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