肛門科に受診される患者さんの症状でも多いのは
『出血』と『便秘』
というわけで、肛門科では、積極的に内視鏡検査を勧めることが多い。
もちろん、初診で(大抵の場合は)直腸下部までは診察ができるから
『進行直腸がん』に関しては初診だけでかなりの確率でひっかけることができます。
しかし、私たちが本当に見つけたいのは「進行がん」ではなく「早期がん」です。
とくに大腸がんに関しては、早期だと完治率がひっじょーに高い、90%以上なので。
痔がガンになりやすいということはないけど、痔があるからといって大腸に病気がないという証明にはならない。
だからこそ。
『せっかく決心してこういう病院においでになったのだから、この機会にきちんと大腸検査もしておきましょう』
と私たちはすすめます。
大腸検査は苦しいか、と訊かれれば。
それはもう、人による、としか応えられませんが。
より苦しくないように工夫することはできます。
下剤・浣腸で腸をからっぽにする方法の工夫。
検査の時に、鎮痛剤を使うこと。
検査自体にかかる時間を短くすること・・・つまり、習熟した医師が行うこと。
十分な知識を持ち、また患者さんにもそれがきちんご伝えられること。
実は、松島グループの大腸検査結果を記載する用紙には。
「患者さんは、検査いと感じたか」を記載するところがあるんです
これを参考に、次の検査では痛み止めの量なんかを調節したりすることもあります。
で、この結果用紙を見る限り、松島グループで検査を受けた方では、
「検査が痛かった・苦しかった」とおっしゃる方は、1割以下ではないかと思います。
もちろん、残念ながら、どんなに工夫しても痛みのおこる腸の人はいらっしゃいますが。
『9割の方は痛くない』というのは情報としてとても大切だと思うので。
ぜひぜひ。大腸検査は、経験豊富で、そういう工夫を積極的に行っているところで受けることをおすすめします
ちょっと安心したという方
