で、それに対して『軟便剤(緩下剤)』は。




食事の前後に飲むことで便の中に薬が混じり、水分をそこに留めて逃がさないように保ち、その便自体を軟らかくする。しかも、薬はそのままほとんど便と一緒に出て行ってしまうので、身体への影響が少ない。そういう意味で、とっても良い薬ニコニコ




ただし。下剤と違って「腸を動かす薬」ではないので、便秘してからでは効かない。それと、程よく便が軟らかくなるちょうど良い量が、人によって(もしくは食べたものやその日の生活状態によって)違うので、大体一日3回1錠ずつを目安に、増やしたり減らしたりの調節は必要なのですが。




な~の~に。便秘してから、しかも寝る前なんかに急に5錠も6錠も飲んでしまったら。


食べ物がなければ「便を軟らかくする」という当初の目的は達せられないので便は固いまま、腸を動かすという作用はないので特にお腹も動かず。


しかも、この薬は便に混じるから吸収されにくいのであって、それだけを大量に飲めば血管内に吸収され、腎臓や肝臓に負担をかけたりなど、身体への影響も出てしまうことになりかねないっ!!


それを、「弱い薬だから」・・・って・・・しょぼん叫びしょぼん


(まあ、実際にはこのくらいの量は確かにまだ安全域ではあるんですけどね)

おしょうゆだってにがりだって、それだけを大量に飲めば毒なんです。ましてや薬だって同じこと。




※ちなみに、「漢方薬だから弱い」という思い込みもいけませんドクロ何年か前には死亡例もあったはず。