
小学六年の夏に骨折で入院した時に、星新一に出会いまして。以来芋づる式にSFを読みあさるようになりました。でも、回りにはSFファンが全くいないので誰ともそういう話ができずにフラストレーションたまりまくってて。
中学三年の春、意を決して学校をさぼり、鈍行列車で六時間かけて一人で名古屋に行きました。日本SF大会に参加するための、一泊二日の旅行鈍行。もちろん親には内緒。なけなしのお年玉はたいたんです。
参加者名簿に燦然と輝いていた新井素子、神林長平、山田正紀。好きで好きで、もう大好きな作家さんたちに直接会える!お話だってできちゃうかも!いやいやSF大会って徹夜で語り合うってことだし、雑魚寝だってしちゃうかも


実際にはこのお三方、急遽欠席ということで残念ながらお会いすることはかなわなかったんですが、大和真也さん、火浦功さんとは間近でいっぱいお話させていただいて、また山田正紀さんファンの人と友達になって念願のSFの話をしまくることができ。興奮と感動でホントに幸せな二日間でした。
うちに帰って母にはだいぶ怒られましたが、母が父をごまかしてくれててバレずにすみ、始めての趣味のための冒険は無事に楽しい思い出になりました
