先生になるならどの教科の先生? ブログネタ:先生になるならどの教科の先生? 参加中

以前、『モノより、思い出』というコマーシャルコピーが、随分長いこと使われていましたが。
あれを聞くたびに、「モノより思い出より、もっと与えるべきものがあるだろう!!」と突っ込みを入れたくて仕方がなかったものです。

それは、『人生を楽しむ力』。
よく、「退屈だから、遊ぶ金が欲しくて」犯罪に走る若者のニュースを聞きます。でも、お金がなければ遊べない、楽しくないというのは、自分の中に「自分を楽しませる材料ニコニコ」がないんですね。だから自分の外にそれを求めるわけで、そうするとお金がいくらあっても足りなくなってしまう。
その「自分を楽しませる材料」がすなわち知識であり、文化教養だと思うのです。

ですから、一見自分の生活とは直接関係のない分野でも、一時的にせよムリヤリつめこんでおくことはとても良いことだと私は思ってます。でないと一生、そういうものがあるということすら知ることができないのだから。

読み書きそろばんといいますが、生活に直結する知識はもちろんとっても大切です。
微分積分だの孔子だの奥の細道だのルネサンスだの元寇だの地層だの、確かに普通に生活する中では直接使わない知識が大半ですよね。
でも、もしそういうことを全く知らないとしたら、無味乾燥な実際的知識しかないとしたら、人生のなんと退屈で味気ないことでしょうしょぼん

そんな「一見人生とは直接関係なく見える知識」を持つことの楽しさを教えられる先生になりたいと思います。

今現在、特に私に足りないのは世界史の知識かな。私が習った先生は歴史の枝葉末節に非常に拘っていて、そのためにかえって世界史の全容をザックリ捉えることができずとっても苦労したんですよね(今もよく把握できてない)ガーン
なので、なれるものなら世界史の先生になって、『人生を楽しめる材料がたくさんある』人を増やすお手伝いができたらいいなあ晴れ