月曜の午後は処置枠です。
日帰り手術や検査などを主に行います。
本日は午前中に40人くらいの外来診療を行い、午後は肛門ポリープ切除1件、痔ろう根治術1件、外痔核切除1件、その他切除処置2件、内視鏡検査2件、痔核硬化療法5件でしたかね。
「痔は日帰り(入院なし)で治るって聞いてるんですけど」とおっしゃる患者さんがいらっしゃいます。
たしかに、日帰りでできるものは多いですよ。今日だって10件やってますものね。
問題は、「痔は日帰り」とひとくくりにできないことなんです。
お尻の手術の場合は基本的に「手術に必要な麻酔法」「術後の痛み」「出血のリスク」の3点が日帰りと入院の分岐点です。小さい痔だって入院しないととれないものもあるし、大きな痔でも日帰りで治せるものもある。
あと、どんなに小さくても手術には出血や感染のリスクは伴うわけですから、遠方の病院での日帰り手術は感心しません。できれば一時間以内に到着できる距離が望ましい。
救急車は、基本的に同じ県内は運んでくれますが、隣県へは行けません。ですから遠くても県内ならまぁまぁ、という話で手術しちゃいますけどね![]()
それでもここは横浜、東京都はともかく埼玉や千葉はちょっと厳しく、北関東くらいになると「日帰りならもうちょっと近い病院の方がいいのでは・・・」となります。つまり、遠方なら入院したほうが安全安心ということです![]()
第一に、その痔が手術しないといけないものか、第二に手術でも日帰りでいいのか入院しないといけないのか。
これはもう、とにかく診察しないとなんとも言えません。ですから、一人で悩まずに、とにかく「専門医」を受診することが大切ですよ![]()
※2008年の記事の再録です。2011年現在は『処置日』は金曜午前になっています
