
本文はここから
夏の夜。
山間部にある実家の前で、家族が集まってバーベキューをしていた。
ふと上を見ると、空を横切る大きな光が・・・だんだん大きくなる・・・近づいてくる!
UFOだ
ーー


叫んで一人で逃げ出した。家の中へ。
外ではどしん、ばたんと大きな音が。きっとエイリアンだ。みんな襲われてるんだろうか。どうしよう、どこにも逃げ場がない。そうだ、裏口に・・・
と目の前に、くだんのエイリアンとおぼしき一体がたちはだかる。手に、大きな黒い箱のようなものを持っている。
あせってふりむくと、家族全員がその黒い箱を背負わされ、うつろな目をして並んでいた。
エイリアンは私を捕まえ、
「サァ、コレヲショウノダ」と、むりやりその黒いスピーカーのような箱を背負わせようとする。え?これ、ホントにスピーカーじゃん、うちのリビングの。なんでこれを?
「洗脳ニハ、ソノ星にアルモノヲツカウノガ、イチバンコウリツテキナノダ」
「・・・外付けかよっ!!」 思わずツッコミを入れたところで目が覚めた。
だってさー、エイリアンなら埋め込み型でしょうよ、やっぱり。ブツブツ・・・
