写真は注文戸建ての内覧会で撮りました。写したところは、2階の天井裏、つまり屋根の下になります。ここの屋根の下の断熱は、ブローイング(吹き込み)工法となっています。ブローイングとは、グラスウールやロックウールをチップ化したものを、空気で吹き込んで、雪のように堆積させて断熱させるものです。隙間なく一様に断熱材が施工されるのが特徴です。ここのブローイング断熱の仕様は、グラスウールで厚さは300㎜となっています。2階の天井の点検口を開けて、中を見ましたら、写真の状態になっていたわけです。

真ん中に見える3本の木材は、天井を吊っている野縁受けと言われるものです。野縁受けの下は、すぐに天井になっています。この状況では、断熱材がほとんどなくなっているわけです。
こうなってしまった理由は、ブローイング工事を実施した後に、工事関係者が屋根裏を歩く必要が生じて、雪かきのように部分的にかき分けてしまったからです。かき分けてしまったなら、本来は、元通りに直しておかなければなりませんが、うっかりしてしまったのでしょう。屋根裏ですから、点検口をふさいでしまえば、まず見るところではないので、分からなくなってしまいます。内覧会では、点検口も開けて、屋根裏の断熱材の状態を確認すべきです。(712)