一戸建てを注文した人なら、「もう一度家を建てられるなら」と思う人が多いでしょう。家を建てるということは、建ててみないと分からないことが多いですから。何度も図面を見て考えても、図面は縦と横の2次元の世界、家は高さがある3次元ですから、この辺りが難しい点と思います。
写真は、注文戸建の内覧会の時のものです。ここの奥様は、この吊り戸棚の右側の扉の開く向きが逆の方が使いやすかった、それから、戸棚と天井の間との隙間の掃除をどうしよう?と言いました。確かに、右端の扉の開く方向は逆の方が使い勝手は良いですね。また、戸棚の上部と天井との隙間は3㎝程で、掃除が大変です。
このようになってしまった原因は、吊り戸棚の位置がなかなか決まらず、最終的にこの位置になった、そして、その時には既に、業者は、吊り戸棚を発注してしまっていたのです。また、隙間については、天井と壁の間に、廻り縁(まわりぶち)を設置してから、吊り戸棚を据えてますので、こうなってしまいました。
注文住宅の場合、設計段階が極めて大事です。図面は2次元ですから、どうしても、部屋の広さや配置に目が行きがちになりますが、このような高さ方向にも注意が必要となります。特に、途中で、平面計画を変更した場合など、その変更がどこまで影響するのか、よくよく、気を回さないといけなくなります。(11.8)