写真はマンションの内覧会の時のものです。この部屋のリビングにはエアコンが標準装備されていて、室外機がバルコニーに置かれています。エアコンが標準装備されている場合には、内覧会では、エアコンもスイッチを入れてみましょう。
内覧会の日は、気温も高かったので、エアコンは冷房の状態でした。エアコンのスイッチを入れてから、30分程経ちましたら、室外機の下から、水が流れ出てきました。部屋の中を冷房すれば、部屋の中の水蒸気(結露水)を排出します。でも、写真のように、バルコニーの床に流れ出してきては困ります(赤い矢印部分)。これでは、歩きにくいですし、汚れるし、カビも出るでしょう。

エアコンから排出される結露水をドレインと言いますが、ドレインは、ドレインパイプ、ドレインレール(緑の矢印部分)、そして排水溝にへと流れて行かねばなりません。写真の状態では、ドレインレールを設置した意味がありません。ドレインが流れ出している原因は、ドレインパイプの室外機への接続に問題があるからです。エアコンが標準装備されている場合には、内覧会では、エアコンも作動させてみて、ドレインが適切に排水されるか、こうしたチェックも必要となります。冬に内覧会を行う場合には、エアコンの稼働させてもドレインは出てきません。確認するのは、夏になります。(86)