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写真は戸建住宅のリビングの壁です。ご覧頂きたいのは、赤い付箋が貼ってある上の部分です。よく見ると、壁の上部に向かってクロスが裂けています。このお宅は新築で内覧会から2年半経っています。今までは、このようなクロスの裂けは気づきませんでしたが、最近目立つようになった、と買主は言ってます。クロスの裂けは、壁の中間、壁の隅、リビングだけでなく2階の洋室でも起きています。
壁の隅のクロスの裂けは、裂けと言うより、クロスの開きと考えて宜しいでしょう。クロスの端は隅に来ますので、どうしても接着が不十分になりがちで、時間と共に、口が開いてくることが多いです。
一方、壁の中間に出来てしまったクロスの裂けはちょっと深刻になります。なぜなら、クロスの裂けの原因が下地にあるからです。クロスが裂けている最も、大きな原因として考えられるのは、下地である石膏ボードがしっかりと止められていないことです。このようなクロスの裂けは石膏ボードの継ぎ目で起きます。
石膏ボードは畳の大きさと同じですから、壁には何枚もの石膏ボードが張られていきます。それぞれの石膏ボードは柱などにビス止めし、継ぎ目にはパテを入れていきます。このビス止めが不十分であったり、パテがやせてきますと表面のクロスが裂けてきます。
入居後、このような壁のクロスの裂けや開きが出てきたら、なるべく早く売主に状況を説明し、補修してもらうことが大事です。今回も引渡し後2年以上経っていますが、構造的な原因でもあるので、売主に補修を要求しました。同じような現象はマンションでも起きます。