プロケア通信 -9ページ目

フコイダン

○フコイダン


 フコイダンは海藻から得られる多糖体で、科学的にはフコースを構成糖とし、それに硫酸やウロン酸が結びついた物質である。ほかの多くの多糖体と同じく、このフコイダンにも抗腫瘍作用が認められるという学術研究が発表され、海藻由来の抗腫瘍物質として注目を集めるようになった。


 第55回日本癌学会総会(1996年)において、昆布を原料にしたフコイダンの抗ガン研究が発表された。この研究では、フコイダンがガン細胞をアポトーシス(ガン細胞の自殺)に追い込むという作用機序が示された注目された。


 その後、モズク(オキナワモズク)から得られたフコイダンの抗ガン効果が発表されたが、この研究では、ガン細胞を皮下に移植した10匹ずつのマウス2群に対し、1群にはオキナワモズク由来フコイダンを2日間投与、もう1群は何の処置もせず飼育し、30日間後に解剖してガンの大きさを比較したところ、フコイダン投与のマウスは、10匹中6匹のガンが完全消滅、残る4匹のガンも無投与の対照群に比べて、その大きさが1/10から半分になっていた、と報告している。


 オキナワモズクはまた、他の海藻類に比して純度の高いフコイダンが得られることも明らかにされている。琉球大学の研究によると、オキナワモズクのフコイダンの構成糖の大部分はL-フコースで、他にわずかに含まれるD-キシロースとともに、その機能性が発揮されると考えられている。


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ヤマブシタケ(山伏茸)

○ヤマブシタケ(山伏茸)


 広葉樹林で時に採取されることもあるハリタケ科のキノコで、子実体は傘型ではなく、白うさぎが長い房を垂らしてうずくまったような珍しい形をしており、兎茸、針千本などの別名がある。漢方ではその乾燥物を猴頭といいい、虚弱・消化不良、神経衰弱・胃潰瘍などに用いてきた。


 さまざまな菌類のこう主要活性に注目が集まる中で、ようやく安定した人工栽培も確立されたことから改めて本格的検証が行われて、有効成分の分析をはじめ、優れた抗ガン作用を示す詳細な研究(共立薬品工業による)も学会発表されるようになった。


 それによると、(1)ヤマブシタケ子実体を予備処理ののち熱水処理して乾燥粉末を得る、(2)その乾燥粉末にイヌリンを添加したもの、(3)さらに(2)にキトサンを加えたもの、の3種類の試料をザルコーマ180固型ガンを移植したマウスに対して、経口投与、腹腔内投与(注射)の方法がとられた。その結果、腫瘍増殖抑制率は(1)の経口投与(500mg/kg)で51.8%、腹腔内投与(100mg/kg)で63%、(2)の経口投与で54.8%、(3)の経口投与で59%というヤマブシタケの大きな可能性を示す成績を得たのである。


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ヤクルトBL整腸薬ヤクルトBL整腸薬S錠 -腸内細菌は肉眼で見ることのできない微生物です。ヒトでは、ざっと100兆個という膨大な数の細菌が腸管内に棲んでいて、私たちの体にいろいろな影響をおよぼしています。腸内細菌には善玉菌と悪玉菌、そしてどちらとも決めかねる菌がいて、あるときは助け合い、あるときはテリトリーを確保するために死闘を繰り広げ、腸内菌叢という集団を形成しています。そして、この腸内細菌たちの勢力争いが、私たちの健康や病気と密接に関係のあることが分かってきています。ビフィズス菌や乳酸菌は、腸内細菌の中での1グループを示す属名で、腸内で善玉菌として重要なはたらきを示します。おなかの中で、有用な菌として働き、腸内の細菌バランスを正常にします。


整腸薬エビオス錠 -ビ-ル酵母には乳酸菌などの腸の働きに役立つ菌を増やしたり、食欲を増進させる作用があります。また、ビ-ル酵母にはビタミンB1・B2・B6などのビタミンB群、たんぱく質、ミネラルといった栄養素の他にグルカン、マンナンという食物繊維、さらに核酸などが豊富に含まれています。天然素材のビ-ル酵母から生まれた「エビオス錠」は、これらの成分の相互作用で不足しがちな栄養素を補います。天然素材のビ-ル酵母から生まれたエビオス錠は、弱った胃を助け、消化不良・食欲不振など、胃の働きが不十分なために引き起こされる症状を改善します。



ラブレ菌

○ラブレ菌


 乳酸菌の利用に新時代を開くものとして注目される菌である。発酵乳製品を常食するコーサカスの人々に長寿者が多く、これが乳酸菌の恩恵であることはよく知られた事実であるが、100種を越えるとされる乳酸菌のうち、腸内で増殖して有効性を示すのは15~20種程度といわれている。このラブレ菌はそのうちの一種であるとともに、新しく日本の学者によって、京都・上賀茂の特産漬物”すぐき”から発見されたところが珍しい。


 正式名「ラクトバチルス・ブレビス・サブスピーシーズ・コアギャランス」と名づけられたこの菌の発見者は岸田網太郎(京都パストゥール研究所)で、1993年末に発表された。岸田は1972年にわが国で初めて人・白血球インターフェロンを生成して、肝炎、悪性黒色腫、白血病患者に用いたことで知られているが、新たに発見したこのラブレ菌も、体内でのα-インターフェロン産生能を高めることが確認された。すなわちそれによって体の酵素活性やナチュラルキラー細胞の活性が向上して免疫能が高まり、ウイルス性の疾患(例えばC型肝炎など)の改善が期待できるという、安全性が高く、かつ予防医学的に見ると極めて意義のある素材である。慢性の便秘や喘息が軽快したという報告もある。


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