これまで京の都のゾウたちシリーズでは、個体紹介や食事のようすなどをご紹介してきました。

今回は、訪れた時に見られた彼らの様々な行動などをご紹介いたします!

 

1. プールでの水浴び&遊び

ゾウは、水浴びすることで自身の体温を下げたり、心身のリフレッシュに役立つと

いわれています。

また、プールで他の個体がいると、水浴びだけでなく、遊びなど多様な行動が見られることも。

水浴びをする秋都トンカム。心身共に幼獣から亜成獣へと成長している真っ只中ですが、

まだまだ遊ぶことが好きなよう。

 

プールに入った秋都トンカムを後肢でちょっかいを出す夏美ブンニュン。

水浴びは大好きで、他の個体以上にダイナミックに飛び込んでいくこともあるなど

水浴びになると彼女の性格が現れます!

水浴び後、テンションが上がった夏美ブンニュン(右)。

春美カムパート(左)にちょっかいを出しています。

 

水浴びした後は、ラオスから来た4個体はテンションが上がることが多く、走り回ったり、他の個体と遊んだりと

賑やかな様子が見られます!

 

2.他の個体とのようす

京都市動物園は、日中は5個体が同じ放飼場に居るため、

様々な絡みを見ることができます。

国内では、一つの園で5個体以上飼育しているのは少ないため、

とても貴重です!!

 

夏美ブンニュン(左)、美都(中央)、春美カムパート(右)。

この3個体同士、とっても仲が良く、そばで食事をすることに加え、

日々の挨拶も欠かせません。

カムパートとブンニュンは、美都と彼女と馬が合わない冬美トンクンが対立すると、

どちらかが間に入って宥めることがあります。

ラオス組と、古株の美都との懸け橋的存在にもなっています。

 

秋都トンカム(左)が夏美ブンニュン(右)を追尾しようとしているようす。

彼は、時折気になるメスゾウのことをよく追尾し、マウンティング(交尾のためにメスの背中に

馬乗りになること)をしたり、メスたちが落とした糞や尿の匂いを嗅ぎ、彼女たちが繁殖可能な状態かを探ることをしています。

 

トンカムは、昨年性成熟したようで、既にラオスから来たメスたちはどれも性成熟しています。

このままうまくいけば、繁殖も夢ではないのかもしれません。

 

 

京の都のゾウたちのシリーズは、今回の訪問ではここまで!

 

次回のブログでは、キリンやグレビーシマウマなど「アフリカの草原」エリアの

仲間たちや施設などをご紹介いたします。