「マム効果」知ってますか？
1970年代の心理学者が作った言葉
現代でも生じている事態のこと
悪い情報や批判的な意見が組織内で
きちんと伝達されない、
なかなか上に上がらないことによる
悪影響のこと
そもそもこうした事態が生じるのは
悪い情報を伝えた相手から悪い感情を
向けられるのが嫌だから
本来こうした悪い情報ほど
すばやく上に伝えるべき
しかし、実際にはできていない
なぜか？
誰も火中の栗を拾いに行くような
おめでたい使者になりたい者は
いないから
つまり生存本能が働きだせば
勇気は負けてしまうということ
マム効果による情報不足は、
上下関係の厳しい組織に
破滅的な作用を及ぼすことがある
と言われている
こういうことを理解している
すぐれたリーダーは
すぐに人を非難したりしない
非難する前に相手の良い所を探す
そしてまずほめる
すぐれたリーダーは
怒鳴り散らして命令しない
ではどうするか？
質問する
質問はコーチングのスキルの一つでもある
変えたい相手を変えて行くのに質問するのが
いい方法であるのは確かであるのに
多くのリーダーがその方法をとらないのは
せっかちな性格だから
人は残念ながら命令されるのが嫌
ホント無知って損するだけ
本を日頃から読んでれば知れること
すぐれたリーダーは
どんな相手にも恥をかかせない
どうしたら相手の顔をつぶさずに
すむかを真剣に考える人は殆どいない
相手の感情を踏みにじり、
他人のあら探しをしたり
人前ならたとえお客様の前でも
場所をわきまえずに怒鳴り散らす
人にはガッカリする
リーダーのこういう鈍感な振る舞いは
周囲の者に何を植え付けるのだろうか？
それは失敗への恐怖心
もし、あなたが失敗したら
人前でもどこでもおかまいなしに
怒鳴られると思ったら
思い切った仕事なんてできるだろうか？
革新的なこと、誰もやらない事なんて
決してやらないと心に誓うだろう
思考も視野も狭くなるのは当然
そもそもリーダーがどれだけ
努力しようと部下は失敗するし
リーダーも失敗する
すぐれたリーダーは部下が
たとえ失敗しても恥をかかせない
ようにして彼らをのびのびと
創造性や革新力を発揮できるように
心がけている
このように対応することの効果と
このようにしないことによる代償は
1970年代はじめに海外ではすでに
調査済み
すべて本に書いてある話
本を読まなくても分かることと
思ってしまうのは私だけだろうか？
何事も原因があって結果が生じる
過去に体験した後にこのような本を読むと
心のなかまで浸み渡るね
あなたのリーダーは優れてますか？
夢の実現に向かって
夢発見家マサ
