(当事者が文書提出命令に従わない場合等の効果)
民事訴訟法第224条第1項
当事者が文書提出命令に従わないときは、裁判所は、当該文書の記載に関する相手方の主張を真実と認めることができる。
(試験問題)審判における証拠調べにおいて、当事者が文書提出命令に従わないときは、そのことを理由として、審判官は当該文書の記載に関する相手方の主張を真実と認めることができる。(H27出題、第22問、〇)
民事訴訟法第224条第2項
当事者が相手方の使用を妨げる目的で提出の義務がある文書を滅失させ、その他これを使用することができないようにしたときも、前項と同様とする。
民亊訴訟法第224条第3項
前二項に規定する場合において、相手方が、当該文書の記載に関して具体的な主張をすること及び当該文書により証明すべき事実を他の証拠により証明することが著しく困難であるときは、裁判所は、その事実に関する相手方の主張を真実と認めることができる。