私が考える問題解決とは、


どう判断・決断すべきかわからないことに対し、基準を決め、自信をもって解決にあたれるように

考える方法


である。


この4月から教師として働き始めた友達から相談の電話がかかってきた。

食・IT・福祉などなど専門分野を学べる高校だが、新しく生まれ変わったばかりの学校のため、

生徒の就職のためのサポートがまだ弱い、と彼女は言う。


彼女「コミュニケーションがうまく取れない子供が数人いて、きっと面接でも何もしゃべれないから、

    このままでは就職できないと思う。他の高校では、マナー教育とかしているみたいだけど、

    何かいい方法ないかな?」


私 「それは、該当する子供達全員は私と1ヶ月間、我が家で夏季戸塚ヨットスクールに決まりだわ!」


   -話をしようとしない子(仕事しようとしない人)は強制しても決して話せる(仕事をする)ようにはならない-


カット、カット。はいー、やり直し!

気を取り直して。


彼女「コミュニケーションがうまく取れない子供が数人いて、きっと面接でも何もしゃべれないから、

    このままでは就職できないと思う。他の高校では、マナー教育とかしているみたいだけど、

    何かいい方法ないかな?」


私 「子供達にどうなってほしいの?ただ単に面接に受かったらOKなの?それとも就職先でも

   うまくコミュニケーション取れるようになってほしいの?

   それから、コミュニケーション取れない子というのは、具体的にはどんな子?

   全員が同じ症状なの?」などなど。


いろいろ質問したけれど、彼女自身もうまく答えられない。

「あるべき姿」と「現状」をまだ確実に把握できていない様子だ。

結局、私は行動についてのアドバイスはしなかった。

「あるべき姿」と「現状」が浮き彫りになったらまた電話かけてね、そしたら次のアドバイスができると

思うからと伝えた。


彼女にとっては、何をどう行動したらよいのか知りたかったはずので、彼女の問題解決にはなっていないだろう。

しかし、長期的視点で考えた場合、この場限りの問題解決の手伝いをしてはいけないと考えた結果である。

  

   -問題解決は、その場しのぎでも緊急を要する場合と、時間的余裕があり長期的視野で考えた方が

     いい場合がある-



今回は、たった今解決しなければならない問題ではなかった。


非常によくありがちなのが、彼女の学校で就職問題が持ち上がった時点で、

「コミュニケーション取れないなら、コミュニケーションがうまくとれるようになるための研修したらいいよね!」

となってしまうことだ。

これではいくらお金をかけたとしても、ほとんど効果のない研修になるのは目に見えている。

私も会社に入社した頃、とにかく研修する側の自己満足だけで研修をよく行ってきた。

しかし、決して受講者の満足は得られなかった。

「問題解決」の仕方について勉強するまでは。


   -何か行動をする時には、徒労に終わらないよう、問題は何かを見極めること。

     そのためには「あるべき姿」と「現状」を明確にするべき-



君は、いつも「あるべき姿」と「現状」を見据えながら問題を解決しているか?

すぐに戸塚ヨットスクールに入れようとしていないか?(笑)