娘がなんか、
お友達との関係に不満を漏らしていた。

『○○ちゃんがさ~
最近、凄く上から目線でさー。
なんかわたし、いつも見下されてるみたいでさー。
一緒にいても全然楽しくないの。
バカにされてる感じがしてさ…』

確かに○○ちゃんは、
娘よりも頭の回転も早いし、スポーツも全てに置いて娘よりも上っぽい(笑)

男の子からもモテるらしい(笑)

確かに見下されるってのは。
悔しいし、不愉快。

けど、私は娘にこう教えた。
見下されるのはね、
頑張るチャンスなんだよ…と。

見下されるというのは、悔しいもの。
その悔しさをバネに頑張ることが出来る。

そして、
見下されていた人間が
小さな成果を成し遂げると
周りからの評価は得てして想像していたものより大きなものとなる。

そして。
見下していた人間は、
見下した相手に対し、油断をする。
そんな時こそ逆転の時だよ…と。
見返すチャンスなんだよ…と。

だから、
人から見下されてる期間というのは頑張りどきなんだよ…と。


実際、会社での私がそうだった。

『のろま』
『ドン臭い』
『運転が下手』

研修生の時、
よく、そんな風に言われていた。

他の営業所の先輩にも
この会社にはあなたみたいな人はいらないの。

…なんて言われて悔しくて。
その日から

絶対に、どんな事があっても事故だけは起こさない

って、心に決めて
毎朝毎朝。
自分自身に誓いをたててから運行に臨む。


そんなこんなで紆余曲折一年。

事故は今のところ起こしていない。
タイヤを縁石に擦ったりという小さな事故すらも絶対起こしてなるものかと
本当に慎重に、慎重に。

すると、周囲の見方が変わってきた。

賞賛すらされるようになった。

それは、最初のあたしが皆から見下されていたから。

最初から上手な人、
要領のイイ人は、
出来て当たり前
となるけど、バカにされてた人ほど得をするんだよ、教えた。

単純な娘は
そっかぁ~♡
と、やる気を取り戻していた。

響いたかな?
母の言葉は。

さて。
そんな偉そうな事を言ったからには、
絶対に事故を起こせないぞ…と。

親は子の鏡。
あたしもちゃんとしなきゃ。

こんな風に偉そうな事言って、
調子こいている時が一番要注意
だからね(^^;)