4月5日。

何となく…ただ、何となく。
自分と娘の母子手帳と、母とわたしの母子手帳を見比べていた。


わたしの『父親だった人』の誕生日。
今日なんだ。

母から譲り受けたわたしの子供の頃の母子手帳にそう記してあった。

母より7つほど年下の父。

わたしがこの世にやってきた時、父だった人は19歳だった。



父だったその男は、名古屋の人間で、本籍は山口県だったらしい。

父だったその男は、わたしが小学校三年生の時にどこかに消えた。



現在、生きているのか死んでいるのかも分からない。

もし仮に、生きていたとして。
今日で55歳。

若い(笑)
父であった頃の記憶、あまりないけども。

田舎のおばあちゃんの家にあった写真。

確かに似てるのかもしれない。

この世にいるのか、いないのか。

4月5日。
少し気になった1日。

会いたくも無いですけどね、今更。