IRIAMとは2018年10月4日よりサービスが開始されたVライブコミニケーションアプリである。タイムラグが0.1秒未満と少なく、ライバー(枠主)とリスナー(視聴者)との距離の近さ、イラスト1枚で配信を始めることができる手軽さが特徴に言える。ライバーの中にも、同時視聴者数が平均して30人を超える最上位に位置するライバーと、同時視聴者数が1人以下の最下層に位置するライバーがいる。本論文ではそのライバーの素質について触れていく。 

 

1.Vライバーの素質について 

Vライバーとして人気を出すことに必要なものが大まかに5つある。1つが「声」である。Vライバーにおいて最も大切であると言ってもいいのが「声」だ。ひとりひとり違う「声」の中でリスナーが可愛い、かっこいいなど高感情を抱く声を持っているか。これが第1に重要である。2つ目は「話題提供能力」である。たとえ「声」が良くても、話すことがなく、「声」を十分に発揮できない場合がある。次に「事前準備」である。事務所に所属している、または配信前から準備をしているライバーを見ればわかるが、他のソーシャルネットワーキングサービスにおいて他のライバーと関わる、立ち絵を準備する。などである。4つ目は「計画能力」である。配信を始めて毎日定時から配信を始める、イベント期間には企画をやってリスナーからポイントを貰う。など、初配信後に必要なことである。最後が「耐久力」である。IRIAMには現実が辛く、IRIAMに来た。という人も多く、そのような人がライバーとなるとライバーとリスナーとの揉め事やリスナー同士のいざこざ、嫉妬などで心に大きな影響を与える。その影響に耐える力も、ライバーには必要であろう。 

 

2.話題提供能力について 

先程触れた「話題提供能力」について深堀りする。配信を始め、人が来ても話すことがなく終わる、という経験。身の覚えのあるライバーは多いはずだ。初対面のリスナーと話す。たしかに難しいことかもしれない。ここでは私が配信を視聴・することで感じた話題提供の方法について述べる。まず1つが、「趣味」である。ゲーム、アニメ、漫画など他にも娯楽についての話は、リスナーとの会話の糸口になるだろう。2つ目は「食」である。「食」は人間誰しも行う行動であり、好きな食べ物、美味しい食べ物、嫌いな食べ物など、「食」から話題を広げることもできる。この2つができて尚話題がない、というライバーは話題の消費速度が早いのだろう。1つの話題に関して数分で終わらせる。これではその話題がもったいない。連想ゲームのように話題を広げて、会話をつなげるのが重要なのだ。もう1つテクニックとしてあるのはリスナーの話題の深堀りである。リスナーのコメント1つに対し数分喋ることができたら会話は長く続くだろう。しかしこれは、配信のテンポが遅くなるため、バランスが重要である。 

 

3.事前準備と計画能力について 

まず、事前準備をするに当たり大切なのが「設定」である。独自の設定を持っているライバーも珍しくなく、設定という軸を作って配信すれば、自分を見失うこともなくなるのではいないか。設定に基づいて立ち絵、喋り方、話題、枠の雰囲気、挨拶、ファンネームなどが決められるため、設定は配信の全てに関わると言っても過言ではないだろう。そして「立ち絵」である。立ち絵が好みであるから入室した。というリスナーも多く、立ち絵をこだわることに不利益はないだろう。事務所に所属しているライバーであったり、上位を目指すライバーであればお金を払い、絵師に立ち絵を作ってもらうのがいいだろう。だが、個人勢や学生にお金のかかる手段は難しい。そのようなときはAIを使い、立ち絵を作成するのを推奨する。近年はAIの発達もあり、適切に扱えば正確に綺麗な立ち絵を作ることができる。AIを使い、理想の姿を作るのもいいだろう。計画能力で最も大切と言えるのが毎日定時からの配信である。何時から配信を始める。と事前に告知しておけばそれを目安にスケジュールを立てたり、枠にスムーズに集まったりすることができる。 

 

4.先天性Vライバーについて 

初配信や初配信ウィークから人気がでて、世間一般では成功と言える部類のVライバーを本稿では先天性Vライバーと称することとする。先天性Vライバーに必要な素質として考えられるのは「声」「話題提供能力」「事前準備」である。「声」がよく、初見のリスナーの心を掴め、「話題提供能力」があるから話の面白さからリスナーが長時間居座り、「事前準備」のお陰で沢山の人が集まるだろう。しかし先天性Vライバーにも2つの種類があり、長期型と短期型がある。長期型には「計画能力」と「耐久力」があり、短期型にはない。IRIAMは特に精神が病みやすい環境化なため、とくに「耐久力」が必要だろう。 

 

5.後天性Vライバーについて 

初配信や初配信ウィークにおいてはあまりリスナーがつかず、人気が出ないものの、1ヶ月もしくはそれ以上経つと人気が出始めるVライバーを本稿では後天性Vライバーと称することとする。後天性Vライバーに必要な素質としては「耐久力」「計画能力」「話題提供能力」「声」が必要である。特に必要なのが「耐久力」であり、長い期間人が来なくても配信をし続ける必要がある。「話題提供能力」は、初配信のときにはなくても、長く配信をするうちに身に着いてくることがあり、それも重要な素質である。後天性Vライバーは先天性Vライバーに比べて圧倒的に数が少なく、珍しい部類である。 

 

6.無天性Vライバーについて 

前述した2つのどちらにも当てはまらないのを本稿では無天性Vライバーと称することする。Vライバーの素質と言えるものがあまりなく、大抵のライバーはここに属することが多い。「事前準備」はしていても「話題提供能力」「計画能力」「耐久力」がないためすぐに配信を辞めるライバーは多く見かける。「耐久力」のあるライバーが稀に後天性Vライバーに転じることもあるが、それはもともとあった素質が開花しただけだと私は考えている。 

 

7.最後に 

ライバーとして人気を得たいのであれば、先天性Vライバーもしくは後天性Vライバーを目標とし、この二種類のライバーに必要な素質を身につけるべきである。ライバーとして楽しみたいのであればすべての素質を身につける必要はないが、話題提供能力は身につけるべきであろう。