改訂ガバナンスコードでは事業計画等で資本コストについても触れるように求められているとのことです。
資本コストとは?
研修でもご説明していますが、ザックリ言って会社は2つの方法で資金調達します。
借りてくるか、出資してもらうかです。
この2つの資金調達のコストのことです。
今までの日本企業の勘違いは出資していただいている分は コストゼロ?と思っていたことです。
とんでもない。
債権者は資金回収のいろいろな手段をもっていますが、出資者にはありません。
出資者はより高いリスクを抱えていますので、債権者よりも高いリターンを求めているのです。
そして経営者の使命は今や会社名義となっている資産を資本コストを超える利回りで運用することなのです。
ガバナンスコードでまたうるさいこと言われる?という反応があるかもしれませんが、大体、今どきの上場企業で、資本コストって何? という人が経営陣にいたとしたら
そのこと自体が恐るべきことではなかろうか?
”定義はどうあれ、私はこのように資本コストを捉えていますので、このように資源配分します“という人を経営者とよぶのではなかろうか?
と思っちゃうわけです。