河合隼雄氏の こころの処方箋 | 公認会計士 野田弘子の会計と経営の話し

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会計に携わっている経理部の方にはもっと経営に携わってほしい
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そんな思いで日々活動しています。

ユング研究者 故河合隼雄氏の新潮文庫

 

たまに読み返します。

 

なるほど、と思い、時々に心にとめている言葉がいくつかあります。

 

・100点以外だめなときがある

 

全力であたらなければならない局面がある。99点でもダメ。完璧を期す。

意外に100点を取らなくてはならないと知りながら、手を抜いてしまうものである。

また、100点を取らなくてはならない局面はそうそうはないのに、

いつも100点を目指してしまい、いざというときに90点になってしまう人もいる。

 

・逃げるときはもの惜しみをしない

 

つまり、逃げると決めたら、何を言われようとも覚悟を決めて後も見ずに手を引く。持って行けないものは捨ててもいいから逃げろ。

 

その他、”真実は劇薬 である”とか、”物事は努力によって解決しない”とか、”危機の際には生地が出る”とか、・・・つまり、”人の心などわかるはずがない”。

 

読むとなんとなくホッとするのは河合先生のお人柄ゆえでしょうか。そして、物事を離れたところから眺めることの大切さを教えてくださる書籍です。