女性ホルモンにはエストロゲン(卵巣ホルモン)と
プロゲステロン(黄体ホルモン)があります。
エストロゲンは女性らしい体つきをつくり、妊娠や出産に適した体を
つくります。
プロゲステロンは妊娠をスムーズにし、妊娠したときには胎児を守る
働きをします。
女性ホルモンの分泌をコントロールしているのは脳の中の
視床下部(ししょうかぶ)という場所で、すぐ近くにある
下垂体(かすいたい)をとおして主に卵巣には働きかけ、
エストロゲンとプロゲステロンを分泌させます。
実はこの視床下部、ホルモン分泌はもちろん、交感神経などの自律神経系や
性行動、睡眠などの本能的行動、怒りや不安といった情動なども
コントロールしている、いわば脳の中の隠れた司令塔ですが、これだけ
多くの仕事をこなしているだけに、強いストレスや急激な環境の変化に
影響されやすいという弱点も持っています。
例えば、あなたがイライラしたり不安になったりしている時、
お酒を飲み過ぎた時、睡眠不足が続いた時など、視床下部は機嫌が悪くなって
働きが落ち、そのため、女性ホルモンの分泌もスムースにはいかなくなって
しまいます。
その結果、肩凝り、頭痛、疲労感、めまい、不眠、冷え、下痢、便秘、
食欲不振、生理不順などの身体的症状や、怒りっぽくなったり、憂うつに
なったりといった心の症状が出てくるようになります。