日本でのアトピー治療!!(参考)
◇ アトピー性皮膚炎とは
"アトピー性皮膚炎"と一口に言っても、発症する部位(カラダの場所)や症状、
その程度は様々ですが、それらに共通する主原因は、皮膚の乾燥やバリアー機能の
低下といった皮膚の生理学的な異常です。アトピー性皮膚炎は、そういう状態に
陥っている肌に、外部や身体内部からの様々な刺激、アレルギー反応などが加わって
発症します。
残念ながら、アトピー性皮膚炎を根治する治療法は現在のところ開発されていませんが、
適切な治療をきちんと受けることによって、相当程度に症状を軽減することが出来る
ようになってきているのもまた事実です。
◇ アトピー性皮膚炎の治療
治療のなかで最もよく行われるのが薬物療法で、重症から軽症に適用される
ステロイド外用薬(ベリーストロングからメディアム以下までの5段階あります)、
軽微な症状に適用されるワセリンなどがあります。
ステロイド外用薬は、一部に、非常に恐い薬である、とか、一度使い始めたら量が
ドンドン増えていく危険な薬である、とかいう誤解がありますが、これらの多くは、
ステロイド内服薬による副作用や、ステロイド外用薬を中止したために起きた症状の
悪化などが原因となっているようです(もちろん、不適切、不適量に使用した場合には、
副作用が大きくなってしまいます)。実際には、専門の医師の診断と処方によって
用いれば、副作用を抑えつつ、症状をかなり改善することが出来ます。
ただし、顔の皮膚はカラダのほかの部分と比べて毛穴が多く、その分、
ステロイド外用薬の効果も副作用も大きくなりがちです。
そのため、顔の症状にはミディアムクラス以下の弱いレベルを使用しなければなりません。
◇ やっぱり大事、こまめなスキンケア
アトピー性皮膚炎の主原因は皮膚のバリアー機能低下ですから、ステロイド外用薬
などで炎症を抑えたとしても、こまめなスキンエアを怠ると、症状がすぐに悪化します。
毎日2回程度、刺激性の少ないソープで皮膚の汚れを落とし、保湿剤で乾燥から守って
あげることが必要です。かゆみがあるからといって、肌を強くこすったり、
洗いすぎたりしてはいけません。
◇ 悪化因子と抑制因子
アトピー性皮膚炎の症状を悪化させたり、長期化させたりする因子としては、ダニ、
ハウスダストなどがあげられます。また、刺激の強い食べ物、脂肪を多く含む
食べ物などは控えたほうが良いでしょう。アレルギーの発症には体内の
アラキドン酸代謝産物が関わっているということが分かっていますが、
たまねぎやほうれん草、しそ、茄子、キャベツなどは、このアラキドン酸代謝を
抑制する働きがあるという研究がありますから、これらの野菜は積極的に
食べるようにしましょう。
また、精神的なストレスが症状を悪化させることが、多くの症例で見られますから、
心をゆっくりいたわってあげるということも大事です。