ストレスのない社会を目指して!

日々研究を重ねています。

生命(人体)のもつ重要な特徴のひとつは、外部環境の変化に対して適応的に反応することです。

人間を取巻く環境は、常に生存に最適なものではあるとは限りません。

細胞の存続にとって好ましくない外的条件を環境ストレスと呼びます。

典型的なものとして、紫外線やX線などの放射線、高浸透圧、高低温、酸化剤(光オキシダントなど)、植物や細菌の毒素などがあげられます。

細胞は、ストレスの程度が軽度な場合にはダメージの修復や適応反応により存続可能にします。

重度のストレスを受けると、個別細胞あるいは細胞集団への被害を最小限にとどめるため、アポトーシスと呼ばれる機構で自己の細胞死を誘導します。

感染やアレルギー反応といった個体レベルのストレスでは、炎症性サイトカインと呼ばれるホルモン様タンパク質が血中に放出されて、同様のストレス適応反応を引き起こします。

環境ストレスへの適応反応やアポトーシス(生きるか死ぬかの選択)を細胞内で制御する機構が、私の最終テーマです。