食べる事の大切さ!

良く噛む=健康の理由! 


現代の若者のアゴが小さくなっている大きな理由に、

 「食生活の変化」があります。

 家庭料理や給食も、肉・魚・野菜などの素材を

 軟らかく調理した料理が増え、

 加工食品や調理済み食品も軟らかいものがとても多いというのが実情です。

 しかも、今の子供たちは、すでに小学生の頃から

 学校や塾、さらに遊びと忙しく、食事時間は短くなるばかり。

 アゴをしっかりと使った食事をしていません。

 こういった食事をしていると、アゴの成長に支障が出てきます。

 生後6ヶ月ほどで生えてくる乳歯は、

 6歳頃から永久歯へと生え変わり始めます。

 実は、この時期からアゴも少しずつ成長し始めます。

 ところが、この時期に相変わらず軟らかいものばかりを食べていると、

 アゴの骨は育たず、アゴは小さいまま成長が止まってしまうのです。

 しかし、歯の生え変わりによって、乳歯より大きな永久歯が

 生えてくるわけですから、アゴが充分に成長しないと、

 永久歯はきれいに生えてくることができません。

 それに加えて、乳歯は20本だったのに、永久歯は28~32本も

 生えてくるんですから、歯とアゴのバランスが合っていませんよね?

 軟らかい食べ物に囲まれた生活。

 これが、アゴの成長を抑制し、不正咬合の一因を担っているわけです。

 ■□ 咀嚼と運動が骨の成長を促す。

 □■ 利便性の高い社会が生み出した弊害。

 咀嚼回数の減少がアゴの成長を抑制していると書きましたが、

 実は、現代人の運動不足もアゴの成長、

 延いては、骨の成長を抑制しています。

 近代化した現在、交通手段には困らない世の中となりました。

 車、電車、飛行機、船…本当に便利な世の中ですよね。

 しかし、これによって、私たちは、昔の人ほど歩かなくなったわけです。

 日本中を徒歩で移動していた当時の人たちからすれば、

 歩かなくなった私たちの生活は、骨の成長にとって致命的です。

 骨というものは、刺激を与えることで成長するものです。

 特に、筋肉との関係は密接で、筋肉に覆われている骨は、

 筋肉の運動によって圧力が加わり、成長を促されるというわけです。

 ところが、筋肉というものは使わないとすぐに弱まり、痩せ始めます。

 しかも、筋肉が弱まると、それと同時に骨からカルシウムが

 抜け落ちていくようになるのです。

 ここでいう骨という概念は、

 何も手や足、背骨だけを指しているわけではありません。

 アゴも歯も骨の一部であることに変わりはないのです。

 ということは、運動量が著しく落ちた私たちの骨は、充分な刺激を

 筋肉から与えられておらず、さらに、カルシウムも不足し、

 成長しきれていないということになります。

 このせいで、アゴも歯(特に奥歯)も満足に成長することができません。

 しかも、飽食の時代にあって、咀嚼回数の減少も

 骨の成長不足に追い打ちをかけているといえます。

 ましてや、噛み合わせが悪くなれば、より大きな咀嚼力を必要とします。

 そうなると、ますます硬くて食べにくいものを

 敬遠するようになってしまいます。

 実際、硬くて食べにくい食物を避けたところで、

 困らないほどの飽食時代です。

 ただ、それによる栄養の偏りや咀嚼回数の減少は、

 私たちの身体を構成している骨や血液、筋肉の成長をストップさせます。

 こうした現代人の運動不足、また、不充分な咀嚼は、

 私たちの健康を阻害しているといえるでしょう。